先日の4月6日、始業式を予定通り執り行うことが出来ました。
被災された方々が未だ苦しい生活を余儀なくされている中ではありましたが、このように実施できたことは、心からの喜びでした。
心配していた鉄道やバスなどの遅れもなく、生徒たちは久々の学校に心を弾ませながら元気に登校してきました。
春休み期間中、本校では、安全確保のため、登校禁止の処置をしておりました。
その間、閑散とした校舎は、どこか物寂しい雰囲気でしたが、生徒たちが戻ってきて、校舎もどこか溌溂としているように感じました。
余震や放射線など、様々な不安があるのも事実ですが、それを感じさせない一日でした。
翌日には、入学式が行われました。
薄曇りではありましたが、春らしい陽気の中、砧公園の桜も見ごろで、穏やかな空気の中で行われた入学式でした。
新しいメンバーを本校に迎えることができ、生徒、教職員ともに、新たな気持ちを持つことができた日でした。
まだまだ、勝手が分からずに、戸惑う姿も見受けられますが、少しずつ慣れていってほしいと感じます。
続けて、4月8日は、2~6年生は、授業開始日に当たり、実力テストや模試を受験していましたが、午後は、新入生のための歓迎会が行われました。
主に、クラブ紹介が行われ、生徒自身が作ったビデオやパワーポイントの映像に合わせて、自分たちの活動をアピールしていました。
新入生たちも、それに引き込まれている様子でした。
学習活動は、学校の中心ですが、クラブ活動も重要な要素です。
楽しむ中で、人とのつながり、努力の大切さ、健康な心身を鍛えていってほしいと感じました。
新年度が始まり、慌ただしい中でしたが、生徒たちは、元気そのもので、この力が学園、そして、日本を明るくしてくれればと思います。