ある生徒が封筒を持って職員室にやってきました。彼女の特技は絵を描くこと。動物を中心に、とても素敵な油絵やアクリル画を描いています。彼女が小学生の頃、描いた絵を知り合いのお店に飾ってもらったところ、その絵を見たお客様から、「死んでしまった飼い猫を描いてほしい」という注文がきたそうです。描いた絵を渡した後、お金は受け取れないと断ったのですが、そのお客様がどうしてもと言うのでお金を受け取りました。彼女はこれをきっかけに、小学校の先生と一緒に国内1ヵ所、国外1ヵ所を対象に、得たお金で献金を始めました。それ以来、度々献金をしてきたのですが、中学生になった今もこの活動を続けたいと思い、職員室にやってきたのでした。誰かのために自分にできることを考えて行動できるのは素敵ですね。きっと寄付だけではなく、相手にその心も伝わると思います。生徒のボランティア精神に心温まる思いでした。(ボランティア担当者談)
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