カトリックの暦では11月は「死者の月」です。本校では今月9日(土)に慰霊祭が行われました。ラウラ・メモリアルホールの舞台上に本校の教職員・生徒の近親者で、この1年間に亡くなった方々のお名前を掲げ、呼名・黙祷を行い、聖書の朗読を行いました。また、今年度は短編アニメーション『象の背中』を鑑賞しました。これは、余命わずかであることを告げられた象のお父さんが、残された時間を家族と過ごす様子と、お父さんの死後残された家族の心情を描いたお話です。全編セリフがなく、音楽とアニメーションだけで綴られる短いお話ですが、聞き手の生徒たちからは途中すすり泣く様子もうかがわれました。慰霊祭について生徒からは、「命には必ず終わりが来る。後悔しないよう、自分に与えられた命を精いっぱい生き、他人のためになることをしたい」「亡くなった家族のために落ち着いた心で祈ることができてよかった」との感想が寄せられました。死について考えることは、より良い生を生きることにつながります。今年の慰霊祭も、生徒たちに、普段考えない死について改めて考えさせる良い機会になったようです。

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2013年度イベントスケジュールを公開しました。

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