今回は、中学1年生の理科2分野の21世紀型授業実践をレポートします。

『あなたを中心とするチームは、学会の場において「地震や火山から日本を守る方法」について、代表として発表する機会を得ることができました。あなたならどのような方法(科学的・社会的)で発表しますか?』という課題(答えが1つでない課題)が出されました。事前に学習した内容(知識=Knowledge)をもとに、各グループで課題を発見し解決策を考えます(思考・判断=Critical & Creative Thinking)。各チームは考案した解をプレゼンテーションスライドにまとめ、クラス内で発表を行いました(表現・協働=Communication & Collaboration)。

チームで協働して調査研究.jpgプレゼンテーションの様子.jpg

<手順>

① 個人で考えた地震や火山の問題について、グループで意見をシェアした上で、Chromebookを活用して、日本社会が抱える課題やその対策方法について調べます。

② 調べた内容をプレゼンテーションソフトでまとめ、グループ発表を行います。

③ 発表を聞いている生徒たちは、Google Classroomを利用して、評価基準表(ルーブリック)に基づいた相互評価を行います。

④ 発表の後には内容に関する質疑応答があり、発表者は事前に調査した内容(背景知識)をもとに、丁寧に回答を行います。

質疑応答の時間.jpg他者評価はChromebookで.jpg

<各グループの発表テーマ(中1A組)>

グループ1「地震対策日本で生活するための免震住宅」

グループ2「災害から身を守るシェルター」

グループ3「宙に浮く家」(AIR断層システム)

グループ4「地震や火山から身を守る方法」

グループ5「火星移住計画」

「答えが1つでない課題」を通じて、「ICTを活用」しながら「4つのC」全てを育成する興味深い21世紀型授業実践を見学することができました。

※現在、中学2年生(理科2分野)でも同様のPBLを行っています。


読売新聞に掲載.png

11月17日(金)の読売新聞教育面)に、本校の21世紀型教育研究チームの取り組みが一部掲載されました。2020年の大学入試改革に備えた「思考力重視」の中学入試や、「自ら考え、表現する力」を養う私立中の授業改革実践が特集されています。

記事はこちらからご覧下さい。

読売オンラインにも本校の「21世紀型教育」の記事が掲載されています。ぜひご覧下さい。

中学受験サポート:http://www.yomiuri.co.jp/kodomo/jyuken/


こちらのブログでは、今年度から本格始動している21世紀型教育プロジェクトチームの具体的な教育実践もご紹介しています。ぜひご覧下さい。

【数学】 「みんなで検証!」 ~サイコロの各目が出る確率は6分の1か~

【英語】 Google Apps for Educationで反転授業を実施!

【美術】 想像力で作り上げた、みんなの創造物 ~作品作りを通して育む協働力と創造力~

【英語】 i-Padを用いた「振り返り」! ~「思考力・判断力・表現力」を育む英語の授業~

【数学】 「オリジナル連立方程式を作ろう!」 ~答えが1つでない課題に協力して取り組む~

【体育】 「チームで協力して解決策を出せ!」 ~ドリブルリレーで学ぶ「協働」の大切さ~

【英語】 教科書に「つっこみ」を入れよ!~Critical & Creative Writingへの架け橋~

【理科】 「地球は本当に丸いのか?」

【社会】 「その話、本当なの?」 ~別解を「推論→検証→考察」するメディア・リテラシー~

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