6カ国の留学生と明法生の交流形式の授業

2019年9月24日(火)、都内の日本語学校から6カ国の留学生の方をお招きし、本校の高校1年生の生徒と交流形式の授業を行いました。これは例年、本校の地歴科地理Aの授業内で行っているものです。
各クラス6班に分かれた調べ学習の内容を、実際に留学生の方々に見てもらうことで、より実践的な世界地誌の学習にに活かす狙いがあります。
今年度は中国、台湾、マレーシア、ベトナム、イギリス、ブラジルの6カ国からの留学生を授業内にお招きしました。
この日発表する生徒達は当日まで、様々な努力を重ねてきました。
まず夏期の長期休暇中の課題としては、二宮書店の『データブック・オブ・ザ・ワールド2019』で基礎データをレポート形式で箇条書きにし、二学期の本格的な調査に備えます。
9月になって本格的な調査が出来るようになったら、本校の高校1年生が全員所有している「chromebook(クロームブック)」を最大限に利用する機会です。
マイクロソフトのEXCELに相当する「スプレッド・シート」で簡単な円グラフ等を作成し、同じくPowerPointに相当する「スライド」に貼り付けてプレゼンテーションを行えるようにします。
6カ国の調べ学習を分担している各クラスの各班は、班の代表者にスライドを作ってもらい、画面右上の「共有」ボタンを押すと、級友のメールアドレスを入力するだけで、一つのスライドを班員全員が共同編集できるようになるのです。
発表のルールは各班3分。
この時間では物足りないと言えるほど、深い学びの姿勢が見いだすことが出来たのです。
更にここで終わらないのが主体的で深い学びです。
各班が一通り発表を終えた後、各国から来た留学生に、調査内容と現状との乖離を指摘してもらうのです。
例えば2017年度のベトナムの最大の輸入貿易相手国は中国で、2位は日本でした。
しかし、最近の情勢では韓国企業がベトナムに多く進出しており、2位の座は韓国になっているという指摘がなされました。なぜなら、携帯電話製造会社の工場進出、あるいはテレビ番組やKポップといったコンテンツを含めた情報マーケティングでは、日本は韓国に先行をゆるしているというものです。
そして、昼休みには留学生と生徒達は一緒に昼食を食堂で食べ、放課後には部活動を行っている様子も見学してもらいました。本校では、高校1年生の後半から、「明法論文」という実践的で主体的な調査を要求される課題を50数余年続けてきました。この授業形式は、今後の明法論文の執筆、そして多面的な評価をする大学入試にあわせたものにもつながります。

中高入試要項をHPにアップロードしました

2020年度(令和2年度)入試の入試要項をアップロードしました。
今年度より、入試要項は公式サイトからダウンロードいただく形になりました。
また、出願もすべてインターネット出願(miraicompass)となります(提出書類は郵送または窓口)。

中学入試要項はこちらから
高校入試要項はこちらから

ページ
TOP