大連理工大学

スーパーグローバル大学での挑戦 ~GSP卒業生録001~

本校の建学の精神にある「世界平和に貢献する人材の育成」を実現に向けたプログラムの1つである明法Global Studies Program(以下、GSP)。GSP卒業生の活躍を連載する記念すべき第1段は、現在広島大学工学部で学ぶ本校51期卒業生のK君です。K君はスパーグローバル大学・トップ型指定校である広島大学に現役進学後、同学が主催するGlobal Peace Leadership Program(GPLP*)に見事合格し、中国の大連理工大学で半年間の留学を経験してきました。以下、先般本人が母校明法へ帰ってきてくれた際のインタビューの内容です。

*GPLP … SGUの広島大学が実施するリーダーシップ力や平和への理解等を養うためのカリキュラムを履修し,海外留学を通して国際的教養力を育む特定プログラム。

Q1. 留学中に一番心に残ったことは? 様々な国籍の人と交流できたことです。私が生活したのは大学内の外国人留学生専用の寮で、世界各地から年齢・性別問わず様々な国籍や人種の人々が生活する環境でした。国・地域それぞれに特有の文化や習慣があり、それだけ生活スタイルがあります。時には日本人の生活スタイルからすると受け付け難いようなこともあり不満を感じることもありました。しかし,そういったことを含めて様々な国の人々と交流することで、日本にいてはふれることのない文化や価値観、考え方を見聞することができた(異文化交流ができた)ことは貴重な経験だと心に残っています。

〈具体例〉
・さまざまな国籍の学生 クラスメイトや寮のご近所さんなど初対面の人とは必ず国籍の話になり、国籍を尋ねると中米、南米、ロシア、東南アジア、東アジア、中央アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパとまさに人種のるつぼ。多民族国家というイメージのない中国においてこれほど多くの国・地域の人々と交わる機会があったことに大変驚いた。
・ムスリムとの交流 イスラム教は一日に複数回お祈りをする。朝早くに礼拝する姿を見かけたり、朝晩になると香ってくる彼らの作る料理の香辛料の香りだったり、イスラムの独特のライフスタイルは非常に興味深かった。彼らとの交流の中で最も気を使ったのは食事。中国語(漢字)を読めない人も多く、一緒に食事に行く際は助ける機会も多々あり彼らの役に立てたのはうれしかった。

Q2. 後輩に向けて、留学生活でやってほしいこと・留学への心構えや姿勢は? 留学中に心掛けてほしいことはメモなり記録に残すことです。留学というのは日々新しいこととの出会いです。勉強においても新たな単語・文法・式など新しいものにあふれています。それらをその場限りのものとして処理するのではなく、ノートや日記にまとめることを強くすすめます。学んだことは日々見返すことでしっかりと定着していき、思い出は次々と上塗りされていく記憶のなか、日々の思い出や経験・その時の感情をいつでも振り返ることができ、貴重な財産となるでしょう。

Q3. 高校時代のGSPターム留学を振り返って、今に活きていることは? 高校時代に留学を経験したことによって、留学や外国語を日常的に使うということへの抵抗がなくなったことと、「新たな環境に身を置いて高みを目指していこう」と挑戦していく姿勢が身にいたと思います。 Q4. 後輩である明法生たちへのメッセージ 高校での留学経験や海外経験(海外語学研修含む)が、大学での生活に大きな影響を与えます。留学のみならず、明法中高が提供してくれる「活かせるチャンスには積極的に挑戦し」、勉強・部活動・遊び,何でも様々なことをどんどん経験していってほしいと思います。

本校のGlobal Studies Program(GSP)については こちら をご覧ください。

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