今回お招きしたゲストはお二人。
マサチューセッツ工科大学(MIT)でMBAを取得後、数社を起業し、世界中の生徒・学生を対象にアントレプレナーシップ(起業家精神)教育を行っている、起業家・教育革命家の白川寧々氏。そして、元MIT客員研究者・MITとマレーシア政府が共同設立したAsia School of Businessでアントレプレナーシップ・イノベーション学の教授を務め、米国で多数の特許を取得する発明家・起業家として、世界中の学校や企業でアントレプレナーシップ教育を行ってきた、Rajesh Nair氏です。

今回の講演会では、探究活動の中で非常に重要な、新たなアイデアやコンセプトを考え出すプロセスであるアイディエーション(ideation)がテーマです。講演会は、生徒を4人グループに分け、お題に関するアイデアを自由に発想するセッションを行うワークショップ形式でした。複数回のセッションを通して、生徒たちは無意識に持つ、自由な思考を阻む壁に気がつき壊していくことができたようです。グループによっては、ボードにびっしりアイデアを書き出しており、私たち教員も生徒の創造力には驚く限りです。さらに、講演会は白川氏が適宜日本語へ翻訳をしつつ、Rajesh氏は全て英語でお話をされ、生徒たちも大きな刺激を受けたようでした。

ワークショップの後は、質疑応答が行われ、登壇者のお二人へ多数の質問が寄せられました。

「このお仕事のゴールは何ですか?」
「人生で成功する秘訣な何だと思いますか?」
「MITの学生たちと日本の普通の生徒の違いは何ですか?」

など、鋭い質問がたくさん飛び出し、予定時間を大幅に上回る講演会となりました。

生徒のみならず、教員もお二人の情熱あふれるご講演やワークショップに刺激を受けました。今回のワークショップで学んだ思考法やキャリアに関する考え方を、生徒が今後の探究活動やキャリア選択でも思い出して活用できるよう、私たち教員も日々自己研鑽を行い、より良い教育や機会を提供し続けて参ります。

ご登壇されたお二人が、MITの研究を元に設立したアントレプレナーシップ教育機関、「EnCube Labs」の詳細は、こちらからご覧ください。

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