IMG_8067“ヤングケアラー”、“ディーセントワーク”、“フェアトレード”、“インクルーシブ教育”…これらの言葉をご存知ですか?これらは、本校の中学3年生が卒業論文を執筆した際に選んだテーマに関連するキーワードです。
三輪田学園の中学校3年生は、「社会科読書」(授業)の集大成として、卒業論文を執筆します。【SDGs】を大きなテーマとして、『SDGs 17の目標』に関連する様々な図書を、1学期から2学期にかけて読んでいきます。それまで読んできた本から、見聞きしたニュースや新聞・本から、身近な人から、日常の中でふと気になったことから、自分の書きたいトピックを見つけ、担当の先生と相談しながら、なるべくクラスの中で被らないように、卒業論文のテーマを決めます。「問い」を立て、関連資料を探し、読み込み、まとめ、そして「問い」に対する結論をまとめます。HUB(探究)の授業を通して培ってきた「問い」を立てる力も、ここで発揮されます。
冬休みから執筆に向けて本格的に動き出し、2月の入試明けに提出した後、各クラスで自分の論文について発表を行い、3月3日(金)にはクラスの代表者による学年発表会を行いました。
代表者の執筆テーマは以下の通りです。
・ヤングケアラーの今後について
・日本人の働き方
・すべての子どもたちに教育を提供するための開発途上国の取り組みと課題
・障害者差別、格差のない社会づくり
生徒達は、自分の選んだテーマに対し、問題とその解決に向けた考察を通して、深い知識を身につけました。またクラス・学年での発表を通じて、様々なテーマについて、考えていかなければならない問題にも触れることができました。一人一人ができることは小さいかもしれませんが、より良い社会の実現に向けて、一歩踏み出す勇気を持ち、これから先の人生を歩んでいってもらいたいです。

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