11b6eda9-8abc-4793-9def-93221b99a81b2学期終業式が行われました。
まず始めに、校長先生からコンクールで受賞した、たくさんの生徒の紹介がありました。全員に起立してもらい、全校生徒から拍手が送られました。校長先生は、賞という形で受賞していない生徒にも「様々なこと、自分自身の頑張りに拍手👏」とお話になりました。

[紹介されたたくさんの賞]
卓球クラブ準優勝、書道クラブ特選・特賞、科学クラブ第3位、中学バドミントンクラブ準優勝、美術クラブ、新聞特別委員会、タイ模擬国連、高校生直木賞のポスターと帯、税の標語金賞、税の作文千代田区長賞、税の会長賞、英作文コンテスト、俳句・佳作、スイーツ甲子園ファイナリスト、料理コンテスト、写真コンテスト、声楽コンクール、映画、アイディアコンテスト6位、などです。

[校長先生のお話]
これからクリスマスシーズン、プレゼントが楽しみですね。
校長になる前、授業では公民と高三の政治経済を担当していました。その授業で授業内容と結び付きの強い曲を鑑賞していました。(ハッピークリスマスを全校生徒で鑑賞…)

ジョン・レノンとオノ・ヨーコが作った曲。
枕元に寝ている2人の子供にささやく言葉で始まります。子供たちの合唱が間に挟まれます。歌うのはハーレムの子供たち…

単なるクリスマスソングではない、サブタイトルがあります。
War is over
プロテストソングです。プロテストとは「抗議する」という意味です。

戦争に対する抵抗… 作曲された1971年はベトナム戦争真っ只中。空爆、ダイオキシンを含む枯葉剤の散布。この曲はベトナム反戦と平和を望む曲です。

校長先生は生徒に「皆さんに平和を愛する人になってほしい。」
「失われる命は仕方なかったのでしょうか…」と語りました。

アメリカの哲学者で「正義論」を書いたジョン・ロールズも紹介しました。
・意見が対立しても「重なり合う合意」を見出す。
・歪み合う仲でも「異なる共通点」を発見する。

世の中には矛盾や理不尽なことがたくさんあります。
・自分から切り離して「他者化」する生き方もあります。
・現実をしっかりと見て「自分ごと」として捉える生き方もあります。

目には目をという考えは全てを盲目にしてしまいます。
想像してみてください、犠牲になっている人、苦しんでいる人がいることを。
「平和の子である生徒の皆様へ。〈ハッピークリスマス〉平和を願います。」

終業式後、生徒に感じたことを聞きました。
「他人事にはできない。」それが一番大切と感じました。
「曲の深い意味を知って、改めていい曲だと感じました。」

一人ひとりが平和について、生き方について、深く深く考えた終業式でした。

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