本文高校1年生は6月2日(金)の6時間目に「学部学科ガイダンス」を行いました。自分の希望の進路や興味関心のある進路についてのお話を、大学の先生から直接伺うことによって、将来に向けての活力を養う狙いがあります。

医学系・薬学系のガイダンスでは、医師の仕事の種類や薬剤師の仕事の種類についての説明をしてくださいました。また、医療はチームで動くものなので、先に進路を医師、薬剤師などと決めずに、他の医療の仕事についても学んだ上で自分の進む道を決めていくのがよいというお話も伺いました。

国際関係系統のガイダンスでは、実際に大学で行った授業の縮小版を行って下さり、外国語の言葉のルールを知ることで、日本語の訳では見えてこない部分を知ることができることを習いました。「パスポート・重要な・報告する・支える、これら4つの共通点は?」という問いが出されました。これらは英単語にすると、passport・important・report・supportとなり、”port”=「港」という共通する語が浮かび上がります。もともと、portには「運ぶ」という意味合いがあり、船による往来や輸出入にまつわる歴史的な背景から出来た語である、という共通点があります。コンピューターや翻訳機の性能があがり、語学をまなぶ必要性はもはやなくなるのかもしれませんが、語学を学ぶことによって、機械で作られた訳だけではわからないことが見えてくることを実感しました。他にも『ロミオとジュリエット』の有名な台詞にある「あなた」という語も、原作ではyouとtheeという語の使い分けがなされていることも例にあげてくださいました。

また、各系統の専門的な内容に加え、大学では今学んでいる高校の授業の内容が土台となり、さらに職業についても医療は常に勉強していかなければいけないというお話もありました。生徒が「今まで漠然としかわからなかったけど、私の学びたいことは○○学部で学べるみたい」などと、友達同士で話しながら教室に帰っていく姿が印象的でした。高校1年生にとっては今の学習の大切さだけでなく学習習慣の大切さも気づけるお話で大変刺激を受けることができました。

その他高校2年生は、6/3(土)~7(水)の行程を終えて東京に帰って参りました。
法隆寺や薬師寺、唐招提寺・興福寺など、奈良と京都の優れた文化的遺産にたくさん触れることができました。

次の文章は、修学旅行中に代表生徒が学校へ送った葉書の内容です。
「本日、私たち高校二年生は二日目の行程を見学しました。
そこには、授業での事前学習があったからこそ気づくことができた魅力がありました。例えば、室生寺の杮葺屋根の素朴な美しさです。
また、法隆寺では沢山の大仏を拝見しましたが、知識を活かして種類の違いや特徴を見極められました。そのため、一つひとつが記憶に残りました。
実物の美しさに触れる機会をいただけたことに感謝し、明日からも楽しんで参ります。」

三輪田学園では、様々な授業で事前学習をしてから修学旅行に臨みます。そのため、生徒達の感慨はひとしおだったようです。

今回の修学旅行では、出発直前の大雨による影響でいくつかのトラブルがありました。しかし、生徒たちはどのようなときも明るく前向きで、旅行全体を非常に楽しんでくれました。その姿勢に、教員一同は生徒たちの成長を感じました。
生徒達には、修学旅行全体を通して得た様々な学びを今後に活かし、さらに充実した学校生活を送ってもらいたいと思います。

本校では、カナダ(中学3年生希望者)とイギリス(高校1年生希望者)への夏期海外研修の機会があります。
イギリス研修は、2週間、学生寮に滞在しながら、他国の留学生たちと共に、インターナショナルクラスで英語を学びます。
それと並行して、三輪田生のために作られたオリジナルの“ハリーポッター・ドラマプログラム”を通して、身体を動かし、実際に英語を使いながら、英語を学びます。
そして、プログラムの最後には、『ハリーポッター』の舞台を完成させ、上演することになっています。
前年度の3学期に募集を行い、今年度は32名の生徒が研修に参加することになりました。
現在は、研修に向けた準備が着々と進んでいます。
5月31日(水)には、第1回事前学習が行われました。
アイスブレイクのセッションでは、例えば「朝食を食べた/食べていない」などのお題でバランスゲームをしながら、イギリスの典型的な朝食を紹介してもらうなど、現地での生活や文化も知ることができました。
今回の事前学習のメインは、英語で自己紹介をする練習です。自分の出身や趣味について話すだけでなく、このイギリス研修に参加するにあたっての目標や意気込み、楽しみにしていることなども盛り込みました。
「英語力を伸ばしたい」のは勿論のこと、「他国の友達を作りたい」「観光が楽しみ」「海外の学校の授業を受けるのが楽しみ」など、さまざまな意見が出ていました。
TEDの映像を見ながら、大きな声で発話するためのアクティビティも行いました。
次回の事前学習で、一人ずつ、皆の前で自己紹介してもらう予定です。
さらに、現地の学校や寮で設定されている『40のルール』を確認し、参加学生に求められることと禁止事項の確認を行いました。
事前学習はオールイングリッシュで進められ、生徒たちは集中して取り組んでいました。
終了後には、出発までに少しでも英語力をあげておかねば、という声が聞かれました。
今月末に予定されている次回の事前学習も楽しみです!

6月3日(土)~7日(水)まで、高校2年生は奈良・京都へ修学旅行に行きます。
それに先立ち、旅行に向けて気持ちを一つにするための結団式を講堂で行いました。

三輪田学園の関西修学旅行の目的は、4つあります。
①日本の古都、京都・奈良を訪ね、日本の伝統文化の源を探る。
②数々の文化的遺産等を見学することにより、美的探究心を養う。
③規律を守り、自主的に行動する習慣を身につける。
④友情を深め、高校時代の良い思い出を作る。

修学旅行に向けて、今まで様々な事前学習・準備を重ねてきました。
校長先生をはじめとする様々な先生や、責任者となっている生徒のお話にあった通り、仲間と協力し規律を守りながら、学び多き楽しい修学旅行にしてもらいたいと思います。

三輪田学園は法政大学との高大連携をさらに一歩進め、令和5年度4月から高校3年生を対象とした法政大学高大連携講座(全12回)をスタートさせました。
第6回5月31日(水)には、法政大学グローバル教養学部のスティービー・スアン先生によるオールイングリッシュの講座が法政大学九段北校舎で開催されました。講座のテーマは「Considering Gender in Anime」でした。
スアン先生は、まずアニメーション業界の現状について説明されました。有名なアニメーション映画の監督にはまだまだ女性が少ないこと、一方で、多くの女性がアニメーターとして制作を担っているそうです。ジェンダー不平等指数などの資料を示しながら、アニメ業界におけるヒエラルキーとその影響について説明されました。さらに、講座では「The Benchdel-Wallace Test(ベクデル・ウォレス・テスト)」についても触れられました。スアン先生の講座を通して、作品の中のジェンダー表現について、様々な観点から鑑賞し、批判的に分析する力も身についていったようです。講座終了後には、スアン先生の周りに集まり、談笑する生徒達の姿も見られました。スアン先生、生徒達を惹きつける興味深い授業、ありがとうございました。

中学ドッジボール大会が行われました。
優勝は3年に組! おめでとうございます。

大会は短縮授業の放課後、二日間に渡って繰り広げられました。
中1のチームは互いに声をかけ合って、ボールにも回転がかかっていました。回転がかかるとボールが予期せぬ方向に飛んでいきます。また、ボールをキャッチすることが難しくなります。

中3優勝チームの選手にインタビュー。
「工夫したところは、内野の選手は上投げスローイン、外野の選手は横投げサイドスローを心がけました。優勝した瞬間はめちゃめちゃ嬉しかったです!
みんな飛び跳ねて喜びました。いただいたトロフィーを仲間と天に掲げました。」

優勝できたポイントは…
・「絶対優勝するぞー」と試合前に大きな掛け声ができたこと。
・相手チームの内野の強い選手にボールを持たせない。
・見方の内野と外野でボールを回し、相手にボールを奪われないようにする。
チームプレーは作戦が必要です。試合後、みんな笑顔で写真に納まりました。

中一・中二・中三の全クラス、全選手のプレーに大きな拍手です!

主文

5月27日(土)3、4時間目に高校1年生で「10年後の私」という講演会がありました。「10年後の私」とは、今の高校1年生の10年先輩の卒業生をお招きして、今就いている職業や進路選択のアドバイスなどを伺うという趣旨の講演になります。

今回の講演では、今の職業でのやりがいや自分の進路選択で重視したこと、高校1年生だった当時に進路についてどのように考えていたかなどを詳しく伺いました。その中でも、中学3年生の時に道徳HRで行った「職業インタビュー」で卒業生から聞いた話がきっかけで今の職業に興味を持ったことや、福祉委員会が主催した講演会を聞いたことがきっかけで大学の学部が決定できたことなど、「進路選択において学校生活での様々な『出会い』を自分で見つけることが大切だった」と教えていただきました。また、自分の選択が「正しかったか」とつい正解探しをしてしまうけれども、自分で選んだ道の中でできることをすることが、自分の選択を「正解」にしていくことになることや、自分が悩んで決めた道ならば、多少大変なことがあっても頑張ることができることも話してくださいました。進路選択で悩む高校1年生の心に、希望の光が灯る言葉だと思いました。

高校1年生は6月に学部学科ガイダンスを行います。自分が興味のある学部のお話を大学の先生から伺います。そういった「出会い」を経て、自分の進路について考えを深めていってほしいと思います。

IMG_9963
5月26日(金)の午後に、法政大学留学生とのCross-Cultural Projectが法政大学で開催されました。
三輪田学園からは、中学1年生~3年生のHonors Classと中学1年生のAdvanced Classの生徒達計40名が、法政大学からは10名の留学生(国籍:アメリカ、イギリス、イタリア、オランダ、スペイン、タイ、台湾、ドイツ、ブラジル、メキシコ)が参加し、多様性溢れるプロジェクトとなりました。
中間試験が丁度終わったばかりでしたので、生徒達もとてもリラックスした様子で留学生との交流を楽しんでいました。

【プログラム】

Opening ceremony:・開会の言葉

・留学生の紹介

・プロジェクトの説明

Session 1: 3~5人の少人数のグループに分かれて、留学生にインタビュー

Session 2: 留学生を紹介する英語でのプレゼンテーション

Closing ceremony:・Kalie先生からのフィードバック

・閉会の言葉

新宿都心が一望できるボアソナードタワーの会議室に生徒達も気分が上がったようです。
積極的に留学生とコミュニケーションを取り、英語で質問をしたり、自己紹介や三輪田学園の学校生活について説明していて、とても頼もしく感じました。
プロジェクトの大きな目的通り、異文化を知り、交流することができたようです。プロジェクトが終わる頃には、留学生ともすっかり打ち解けて、仲良くなっていました。
最後に、ミュージアム・サテライトで記念写真を撮影し、全てのプログラムを終了しました。

法政大学グローバル教育センターのスタッフの皆さん、参加留学生のみなさん、本当にありがとうございました。

Columbia大学医学の道を志す、三輪田学園の卒業生からお便りが届きました!

日本の医学部から今年columbia大学に留学しています。columbia大学附属病院は世界最高峰の心臓外科があることで有名です。
心臓外科(cardiac surgery)での実習を終えて、今は循環器内科(cardiology)で実習をしています。

「心臓外科のたくさんのオペに入ることができました。毎朝5:00に起き、帰宅は21:00すぎの日々でかなりきつかったです。」

中学3年生の社会科読書の授業で、卒業論文「脳死下での臓器移植」について取り上げてから、ずっとこの目で見たいと願い続けてきた心臓移植にも立ち会うことができて、とても感慨深かったそうです。

高校2年生の履修選択の時に、担任の先生が医大に進学した一つ上の卒業生との面談をセッティングしてくれて、医師への道が繋がりました。

6月に帰国予定とのこと、お話を伺うのが楽しみです。

MicrosoftTeams-image (73)5/19(金)5時間目 LAB(探究活動の時間)に、高1・高2合同の課外活動報告会を行いました。
昨年度に探究的な活動の外部コンクールで優秀な成績を収めた高2の4グループが登壇し、自分たちの経験をスライドにまとめて発表しました。

テーマとする地域について自ら足を運んで情報収集したり、学校外の方にアポイントメントをとってインタビューをしたり、企画した製品を実際に作ってみたりするなど、班員と協力しながら様々な工夫と努力をしてきたことを知ることができました。

高2にとっては同級生の普段見られない活躍を、高1にとっては先輩の貴重な経験談を聞くことができる機会になったと思います。

どちらの学年も、今年度のLAB(探究活動の時間)で外部のコンクールに積極的に応募していく予定です。

今回の話を良い刺激として、各自独創的で深い学びを重ねていくことでしょう。今後の活躍が楽しみです。

ページ
TOP