東京藝術大学邦楽科による「中三邦楽鑑賞会」が行われました。
三輪田学園で何十年も続く、伝統の大切な行事です。
引率の藝大長唄准教授の先生が「40年前、私も三輪田の講堂で演奏させていただきました」と仰っていました。
プログラムは賑やかな歌舞伎音楽の長唄に始まり、尺八(鶴の巣籠)、生田流箏曲(名曲春の海)、鑑賞の機会が少ない雅楽、山田流箏曲、能楽と、2時間で邦楽のたくさんのジャンルを一度に鑑賞することができます。
プログラムは藝大の方の手作りで、本番では学生さんによる貴重な解説もあります。
鑑賞会に向けて音楽の授業では、藝大邦楽科学生として鑑賞会で演奏、本校卒業生の音楽科講師が、中3全員に〈チューリップ🌷〉を生田流で指導しました。
「箏がきれいな音色で楽しくなりました!」(生徒感想)
歌詞の言葉は国語の授業で学習。
生徒の年齢に近い学生さんの演奏をすぐ近くで鑑賞できて身近に感じることができました。
たくさんの発見も!「お能の方が、上半身が全くぶれていなくて驚きました!」(生徒感想)
舞台上の金屏風も美しく、雅な世界に魅せられます。
雅楽では呼吸とともに大きな音楽のうねりが、尺八や箏曲では自然の音を感じ、舞台芸術のお能は想像力で鑑賞しました。
三輪田学園には長唄クラブ、箏曲クラブ(山田流)があり、藝大に進学して邦楽鑑賞会で演奏する卒業生が今までにたくさんいらっしゃいます。
本日の舞台にも卒業生が箏曲を演奏。
つながりに心が温かくなります💞
雅楽は5世紀から続いていて、令和の三輪田生は伝統の邦楽を未来に向けて大切にしてくれることでしょう!
東京芸術大学の皆様、素晴らしい演奏をありがとうございました。