美術

明星学園は創立以来、芸術教育を大切にしてきました。単なる技術だけではなく「ものを見る目」「世界を切り取る視点」「柔軟な思考力」を身につけます。これからの新しい時代、ますます必要になってくる力です。ここでは中学校3年間の授業カリキュラムを生徒の作品とともにご紹介します。

「枠の中の自由表現~明星学園の美術授業」(ココロコミュEAST)

高等学校の3年間はさらに専門的な芸術教育を選択できるようになっています。毎年、東京藝大をはじめ武蔵野美・多摩美・造形大等、多くの美大進学者を輩出しています。

(中学校副校長 堀内)

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一人一人の『卒業論文』

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卒業研究発表会『バッタの生息環境による体色の違いについて』

卒業研究発表会『なぜペットボトル入りのビールは見かけないのか?』

卒業研究発表会『なぜペットボトル入りのビールは見かけないのか?』

明星学園中学校では1996年度より中3の1年間を使い『卒業研究』を実践しています。今年で26年目を迎えますが、全員が論文を書き、全員がお客さんを前にパワーポイントを用いてプレゼンをする形が定着しています。最も大切なことはテーマを自分自身で見つけること。

読売中学受験サポートに取材していただいた記事『中3の卒業研究 戸惑うほど自由なテーマ選び』をご一読ください。

(中学校副校長 堀内)

似顔絵1 - コピー (2)一昨日お届けした数学の授業紹介。その中で明星学園中学校では、中1の1学期に「ピタゴラスの定理」を学ぶとお伝えしました。けして先取り学習ではありません。ではなぜ教科書の中3で扱う教材を中学校に入学して間もない1年生を相手に行うのか? ちょうどその単元を参観したときのレポートをお届けします。

 

 

◇数学の授業―『中1で学ぶピタゴラスの定理』―「?」から「!」へ <中1‐1学期の実践>

数週間前のことです。受験希望者で学校見学に訪れた方を案内していました。中学校校舎をまわりながら廊下から教室の中の中学生の様子を見てもらっています。2階の廊下に出てみると扉の開いている教室があります。せっかくなので教室の中に入ってみました。数学の授業です。

「『cm』は、何を表す単位ですか?」 ― 「長さ!」

「『c㎡』は、何を表す単位ですか?」 ― 「面積!」

「では、4c㎡の面積の正方形を作図できるね? 9c㎡の正方形はどうかな?」

先生が作図するための用紙を配ると、早速生徒は作業に取り掛かります。その様子を見ながら私たちは教室を後にしました。

次の休み時間のことです。授業者のN先生から声をかけられました。「もう少し見ていてくれたらよかったのに!」 どうも私たちが見たものは授業の導入で、小学生でもできる問題だというのです。実は、この授業での本当の課題は、「13c㎡の正方形を作図しなさい」というものだったようです。格段に難しくなります。2乗して13になるのは…と、計算を始めてみました。3と4の間。3.6と3.7の間。実は生徒もそういう計算を始めたそうです。中にはもっと先まで計算する生徒もいるというのです。そんな生徒に授業者は、「でも、そんな細かい数字を作図できる定規はないよね!」と言います。私も頭を抱えました。

先生は生徒たちに次のようなヒントを与えたそうです。「4・9・13という数字で、何か気づくことはないかな?」私には見当がつきません。ただ、中学1年の教室では必ず誰かが気づくと言います。「これを使えばいいのか!」教室の中でだれが最初に気づくのか。たぶんその発言で多くの生徒が「?」から「!」に変わっていくのでしょう。

そこで私は、N先生にそれまでの授業のノート記録を見せてくれるように頼みました。そして「なるほど!」と思うわけです。実はこの授業の数時間前に、以下のような授業があったのです。ここではその一部を紹介したいと思います。

課題1

同じ大きさの2枚の正方形を切って、すき間が空かないように並べ替えて、一つの正方形を作りたい。さて、どう切ってどう並べかえればよいでしょうか。

生徒は配られた紙に補助線を入れていきます。特に難しい問題ではありません。でも、ノートを見ると生徒から出てきた考えは5種類もありました。「簡単な問題だ!」と私も補助線を入れ、それで済まそうとしていたのですが、5種類の考えを眺めながら「?」、頭が動き始めるのを感じます。生徒から出てきた考えは次の通り。発表者はなぜそれが正方形になるのかを説明できなければなりません。

<生徒の考え>

 

続きはこちらをどうぞ。

(中学校副校長 堀内)

数学

明星学園では7年生(中1)の授業が「ピタゴラスの定理」から始まります。検定教科書では中3で扱うことになっています。けしていわゆる先取り学習ではありません。生徒は紙とハサミ、鉛筆、三角定規などを使い、必死に考えます。公式は与えられるのではなく、自ら発見する道筋をたどります。生徒の認識に合うように三年間のカリキュラムが作られています。詳しくはココロコミュEASTのコンテンツ「数学は哲学だ!自由な発想で物事をとらえる明星学園の数学の授業」をご覧ください。

(副校長 堀内)

バド女子

三鷹市種目別少年少女スポーツ大会バドミントン競技において、本校から28名の生徒(中1・中2)が出場しました。
200名を超える参加者の中から本校の生徒14名が見事上位入賞を果たしました。

今年度もコロナウィルス感染症の予防対策をしながらの活動で、選手にとっては十分な練習はできていません。
その中でも、大会には出場しない9年生(中3)の有志5名が引っ張ってくれたこともあり、この結果に繋がりました。

詳細はこちら(部活動ニュース)から。

書道授賞式at日本武道館

『高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会』硬筆の部で9年生の住田沙夏さんが日本武道館奨励賞を受賞しました。
また、国語の授業の一環で取り組んだ明星学園中学校には「優良団体賞」が贈られました。
住田さんは、ホテルメトロポリタンで行われた授賞式に出席しました。

日本武道館は、昭和39年(1964)の開館以来、「武道を通して青少年の健全育成」という設立目的に沿って、文武両道の立場から、日本の伝統文化のひとつである書写・書道の普及奨励を図るため、昭和60年(1985)から「高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会」を開催しています。「高円宮杯」を最高賞にいただく本展覧会は、名実ともに権威ある全国的な書写書道大展覧会として、今年で第37回を迎えます。

陸上8/27~29日の3日間、駒沢オリンピック公園で私学大会が行われました。この大会は学校対抗戦であり、各種目の1位が8点、2位が7点、・・・7位 2点、8位 1点と点数化されます。全種目の合計点で、東京都の私立学校が争います。一昨年の前回大会の明星学園中学校は男子0点、女子は1点。そして昨年の開催中止を経て、今大会を迎えました。

今年度男子は29点で第4位、女子は34点で準優勝に輝きました。大躍進です。

詳しくはこちらをご覧ください。

ロッチと子羊

明星学園中学校が協力したNHKEテレの哲学番組『ロッチと子羊』が、9月5日(日)14時半~15時に放映されます。生徒の悩みをロッチの二人が聞いてくれ、最後に山口大の小川仁志教授とリモートで結び、悩みを哲学的に解決していきます。「ニーチェ」「エピクテトス」「ディルタイ」といった哲学者の考えがわかりやすく説明されます。

この番組は5月31日に放映されたものですが、後続の番組が放送されるにあたり再放送されることになりました。本校では中1の必修科目として「哲学対話」の授業があります。中2・3、高2(収録時は中1・2、高1)の3人が登場します。収録場所は中学校校舎の教室と廊下です。

コロナ禍の中、来校していただいての学校見学がなかなか難しい状況にあります。この番組で少しでも明星生の雰囲気、校舎の様子を見ていただけたら嬉しく思います。

NHKの番組紹介のホームページはこちらから。

(副校長 堀内)

スクリーンショット (24)卒業生インタビュー動画第3弾をお届けします。中学校時代は社会のこと、将来のことさまざまなことを考えつづけていたという中島くん。じっくり思考をめぐらすにはうってつけだったという木工室を中心にインタビューを受けてもらいました。

 

 

明星学園中学校卒業生動画 第3弾

中島佑太郎

明星学園中学校(2009年卒)、明星学園高等学校卒業後、横浜国立大学に入学。在学中に20歳で起業。起業と同時に京都へ移住。大学に在籍しながら会社経営を続ける。横浜国大は8年かけ、昨年卒業。現在は会社経営の傍ら、MBA取得を目指し、社会人大学院で学ぶ。更なる夢に向かって歩き続けている。

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