かいこ1「みいつけたで発表したから、職員室で預かって。」
飼育箱に繭が3つ。

「繭から糸をとらないの?」
「糸とるためには、ゆでなきゃダメなんだよ。ゆでたらガが死んじゃうでしょ。」
「あのね。カイコガは繭をとかして出てくるの。カイコガは、飛べないし、エサも食べないの。人間がつくったの。」
「そっとしておいてね。揺らしたらダメだから。」

次の朝、飼育箱を覗くと繭に丸い小さな穴が開いていて、繭の上にカイコガが!
クリーム色のからだと羽。ぷっくりしたはら。くりっとした目。触角が眉毛のようについていて愛らしいカイコガの姿。
「可愛いカイコガを、私だけの楽しみにしてはもったいない。子どもたちや先生に見せたい!」
飼育箱を持って、イチョウ広場で「見て!」、教室で「これなんだか知ってる?!」と朝からウロウロ…。

 

こんな日常の風景がどのような展開を見せ、どんな気づきや発見があったでしょう? 続きは是非こちらからお読みください。

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