明星寄席2月10日、創立100周年記念『明星寄席』が武蔵野公会堂で開催されました。新型コロナの流行によって、ここ数年お休みとなっていた『明星寄席』ですが、100周年イヤーに合わせる形で開催することができました。

登場したのは、卒業生の柳亭小痴楽さんと三遊亭楽天さん。学校では楽天さんがずっと先輩ですが、落語家としては小痴楽さんの方がずっと先輩という微妙な関係。

会場には先生方のほかに、小さな小学生をはじめとする在校生や卒業生、保護者の方、おじいちゃん、おばあちゃんまで三世代にわたる方々でホールはいっぱいになっていました。

お二人は二席ずつ落語を披露してくれましたが、印象的だったのは小さな小学生が身を乗り出してケラケラ笑っている姿。言葉が難しくても、扇子や手ぬぐいを自在に操ったり、表情や仕草での表現が驚くほど小さな子どもたちに伝わるのだなと、あらためて気づかされました。

トークショーでは、お二人のけっして優等生とは言えなかった明星時代のお話。当時の授業や先生の名前が次々と飛び出しました。客席からは大きな笑いや大きくうなずく姿があちこちで見られました。小痴楽さんの身につけている羽織にちりばめられていた紋章は、よく見ると明星学園の校章。毒舌の裏にある明星愛を感じます。

たっぷり3時間、温かな空気に包まれながら皆さん、笑顔で会場を後にしていきました。

(学園広報部長 堀内)

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