明星学園は創立99年目を迎えます。

1924年設立当時から、子どもたちの成長は「輝く日光、新鮮なる空気、滋養に富む食物、是等三つのものはすべての成長の大要件です。」と考え、子どもたちを自然の中で育てようと井の頭公園に近い麦畑の地に学校を建設しました。

設立同人の思いを受け継ぎ、小学校では1年生から3年生まで「総合科」という教科があり「自然のみいつけた」を大事にしています。

今回は、2年生の「春をみつけに!」の様子をご紹介します。

「セイヨウタンポポ」「カントウタンポポ」「ハルジオン」「カラスノエンドウ」「ナズナ」…!

子どもたちは、野草の写真が載ったプリントを指差しながら、「1年生の時にみつけた!」と嬉しそうに話してくれました。
出発する前に、ワクワクの子どもたち。

学校から玉川上水に向かって歩く道すがら、「あっ!ヒメオドリコソウ!」「洋服にくっつくはっぱ!」と大喜びです。

野草公園では…。
「キュウリグサどこかな?」
「え~!こんなに小さいお花だったっけ?」
「キュウリグサって、キュウリの匂いがするんだよ。」
「ほんとだ!キュウリの匂いと甘い匂いが混じってる!」

友達のみいつけたに耳を澄まし、自分のみいつけたを生き生きと語る子どもたち。
いたるところに、そういう様子が見られました。
     

玉川上水を歩きながら…。
「ヤエザクラの花びらがいっぱい!」
「タチツボスミレないかな?」
「ハハコグサは?」
野草博士のような子どもたちでした。

学校に戻ると、アオムシのお出迎え!
早速、子どもたちはミカンの葉っぱに乗せて…。「教室で育てよう!」「ぼく、アゲハチョウになるまで育てたことあるよ!」と話していました。
自然と共にいる子どもたち。素敵です!

もしかしたら、HNK朝ドラの主人公牧野富太郎さんのような植物学を志す子どもたちも出てくるかもしれません。最近、さまざまなメディアに登場されているひ孫の牧野かずおきさん(牧野記念庭園記念館学芸員)は本校の卒業生(31回生)です。

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