明誠高校では明日から推薦入試の入学手続きを行います。入学を決定した受験生のみなさん、よろしくお願いします。学校では期間中、制服の採寸や運動用具の販売も行いますのでご準備お願いいたします。また、併願推薦で延納手続きをするみなさんもそのための手続きが必要となりますのでよろしくお願いいたします。
さて、明誠edu.log編集部は、明誠高校でも流行の兆しが見え始めたインフルエンザについて、その予防も含めたお話を、本校保健室の養護教諭、星野先生にお聞きしました。今日はそのインタビューの様子をご紹介いたします。
イメージ写真— 星野先生、お忙しい所ありがとうございます。今日は明誠高校でも流行し始めたインフルエンザについていろいろおうかがいしたいと思います。いろいろ勉強してきましたんで、するどい質問も用意してありますんで、よろしくお願いします。
星野先生「はい、こちらこそ、よろしくお願いします。インタビュー久しぶりですね。以前、edu.logのネタがないから、なんか話してください、って言ってインタビュー記事書きましたよね。もう何年経つんでしょう…。これ読んでるみなさんは、昔のインタビュー記事捜さないでくださいね。そんなことより、またネタないんですか?(笑) 」—(*ロ*;)ギョギョ…。い、いえ、そんなこと…。ほら、ここに今日のイメージ写真に写ってくれる生徒がいるんで、あんまりはっきり言わないでくださいね…A^^;) じゃ、気分変えるために、先に写真撮っちゃいましょう…
星野先生「まだ始まっていないのに、もう気分変えるんですか…まぁ、じゃ、写真、はい。」—じゃ、生徒さんたち、今日はありがとう。たまたまそこ歩いてたんで、捕まえてしまって。インフルエンザのイメージで写真撮りたいんでインフルエンザになってくれませんか?
生徒たち「え!! 何ですかそれ、インフルエンザになるって…。え? あぁ、インフルエンザから連想できるような感じに、ってことですね。でも、元気いいのにインフルエンザ風なんてムリですよ〜(笑)。」—はは…じゃ、保健室のイメージで…そう、湯たんぽ持って、ひとりは星野先生から体温計を受け取る感じで…そうそう。(撮影) はい、ありがとうございました。ギャラなしですから。ありがとう。
生徒たち「え～(笑)。明日、情報の授業があるから、みんなに写真見られちゃって…なんか恥ずかしいですよ」—大丈夫大丈夫。これで有名人…ね(笑)。はい、ありがとう。 はーいさよなら。(生徒退場) …… さて、星野先生、質問に移らせていただきます。明誠高校でもインフルエンザが流行り出した、っていうことで、毎日クラスのホームルームで注意喚起していますよね。
星野先生「はい。今週に入って県内でも20校近い小中学校で学年・学級閉鎖の措置を取っています。明誠高校でも1, 2年生で何人か報告されていますね。」—何年か前に新型インフルエンザの流行があって大騒ぎしましたが、その新型のやつが流行っているんですか。
星野先生「新型インフルエンザは2009年当時は初めて発見された型なのでそう呼ばれていましたが、今では普通の季節性インフルエンザの１つとみなされています。今流行っているのはその型”インフルエンザ(H1N1)2009″ではなくて、別の季節性ものですよ。」—そうなんですか。じゃあ、安心ですね。
星野先生「何言ってるんですか。安心なんかじゃないです。新型インフルエンザと言われた当時、ものすごく恐い感じのインフルエンザだという報道がされていましたから、それ以外のインフルは安心だと思ってるんじゃないかと思いますけど、そんなことはありません。学校は狭い所にたくさんの人が集まるので感染しやすいし、流行のきっかけを作ってしまいがちです。たくさんの患者が出れば、中には感染の程度が重くなってしまう人も出たり、たくさんの外部の人たちに感染させてしまいますから注意が必要なのです。とにかく予防して、感染の拡大を防止しなければいけませんよ。学校は特に注意しなければいけないんです。」—なるほど～ φ(._.)メモメモ 。予防のためには、マスクする、とか、手を洗う、とかうがいする、とかですよね。よく勉強してるでしょ(笑)。
星野先生「そんなことはみんな知っていますよ(笑)。だけど、なかなかみんなが実行できない点でもありますよね。インフルエンザの感染予防対策は、①かからない ②ひろげない ③早く終息させる の3つが大切です。まず、風邪気味の人はもしかしたらインフルに感染しているかもしれませんから、咳やくしゃみで周りの人たちにウィルスを感染させないようにしなければいけませんね。咳やくしゃみをする時には、顔をそむけてティッシュなどで口と鼻をおおい、使用したティッシュはちゃっとゴミ箱に捨ててください。手で覆った場合はよく手を洗ってください。これを”咳エチケット”といいます。」—この季節になるとクラスのゴミ箱がティッシュでいっぱいになっていたりしますよ。ときどき、鼻をかんだティッシュをゴミ箱に投げて “ナイスシュート”にならなかったのか、教室の床に落ちているのを見かけますが(笑)
星野先生「そんなのはもっての外です(きっぱり)。それから、手洗いですが、石けんを使って手を洗うことを習慣にしたほうがいいですね。予防効果大きいですよ。新型インフルの時にジェルで手洗いしたりするのに慣れた人も多いでしょうね。はい、それから、マスクの着用。これは感染者の飛沫の飛散範囲を”狭く”して、逆に、感染者からのウィルスの侵入を減らすとも言われていますよ。」—予防効果大というわけですね。去年なんかマスクしてた女子生徒が異常に多かった記憶があるんですが、あれも明誠高校のインフル予防に役立ったっていうわけですね(笑)。
星野先生「去年は”マスク女子”なんて言葉もできたくらい、不思議とマスクした女の子がちまたにたくさんいましたね。」—なるほど。去年はインフルエンザではなくマスク女子が流行、ってわけですね(笑)。
星野先生「ちゃんと自分の顔の大きさに合ったマスクをしなければだめですよ。それからマスクは1日1日変えることが必要です。でも、面倒だからと言って保健室に毎日もらいに来たりしないでくださいね(笑)。話続けますよ。それから、教室では換気が必要ですね。悪い空気を外に出して、いい空気を中に入れてください。それから、インフルエンザのウイルスは湿度に弱いので、加湿ができればなおいいんですが…教室には加湿器は…ないですね。でも、マスクは加湿効果もあるんですよ。」—じゃあ、マスクを持ってくるのを忘れた人は重大な過失があるというわけですね…なんちゃって(笑)。
星野先生「(ややムッとして)続けますよ。学校にこない、というわけにはいきませんが、人ごみはなるべく避けてくださいね。幸い、明誠高校へ通って来る電車は東京へ向かう電車みたいに超満員ではありませんから、少しはましですが。」—話変わりますが、これ、素朴な疑問です。風邪とインフルエンザはどう違うんですか。
星野先生「そうですねぇ〜…インフルエンザの方が感染力が強いんです。だからすぐに広がってしまうんですね。それから、これは知っていると思いますが、熱が高くなります。だいたい38～40度くらいにまでなります。さらに、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状がでるんですよ。もちろん、鼻水やのどの痛みなど風邪と同じような症状も出ますが。ですから、風邪気味や体調が悪い時には検温をしましょう。熱があるかどうかチェックするのです。熱が高いな、と思ったら学校に来ないで病院など医療機関に相談してみてください。」—インフルエンザと診断されたら、出席停止処置になりますから、学校を休んでも欠席にはなりません。だから、安心して休んでいいんですね。
星野先生「安心して休むって(笑)。インフルなのに安心なんてできませんよ(笑)。で、もしインフルエンザに罹ったと診断されたら、すぐに学校に連絡してください。熱が下がっても治ったと勝手に判断して登校してはいけませんよ。処方された薬をしっかり飲みきって、またちゃんと病院に行って、学校ホームページの保健室のところにある「学校感染症に係わる登校許可証(PDFファイル)」を印刷したものを渡して記入してもらってから、登校してくださいね。 その書類は「この生徒はインフルエンザにかかりましたが、もう治ったので登校してもいいですよ」とお医者さんが許可してくれたことを証明する正式な書類となります。この書類を提出しないと休んだ分は欠席になってしまいますよ(笑)。」—今日はいろいろありがとうございました。では、最後、まとめてください。
星野先生「なんですか、それ(笑)。そうですね。ひとりひとり、みんなが予防を心がけることが１番大切です。はい。」—ありがとうございます。そういえば、2009年の新型インフルは最初、豚インフルエンザって言われていましたよね。それから同じ頃、鳥インフルエンザが恐いとかも言われてました。それで、自分調べたんですよ。何を、って…「犬インフルエンザ」っていうのがあるのかな、って。もしあったら、自分は愛犬からすぐに感染しちゃいそうだなって思ってね。そしたら、驚いたことに、あったんですよ…犬インフルが。
星野先生「ねぇ〜インタビュー終わりじゃなかったんですか。それに、そんなの聞いたことないですっ!!(と言って立ち去る)。」—いや、本当にあるんだってば。ねぇ、星野先生…(追いかける)
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