宿泊研修最終日は朝から雨が降っていました。ですが、屋内の研修だったため、予定通りの最終日がスタートしました。まずは朝食。最終日ということで、みんな疲れている様子が見られました。それでも、ほとんどの生徒がしっかりと朝食を摂っていました。最終日の研修は、まず生徒会指導事項について、金田先生から。内容としては、生徒会活動や学校行事、部活動のことを話していただきました。部活動については、積極的に入部を検討してほしいこと、ただ、勉学と部活の両立をすることも重要であることを強調していました。次に金箱先生から進路に関する話。自分が希望する進路に向かって、しっかりと頑張って欲しいというお話がありました。そして研修の最後は校歌練習でした。黒川先生の指示により始まりました。クラス対抗で歌声の大きさを競いあったりました。審査員には校長先生が登場しました。
研修終了後に閉校式を行いました。はじめに校長先生からのお話。保護者に感謝の気持ちをもって、研修の報告をするように生徒に話をしてくれました。次にホテルの方から挨拶がありました。最後に1年5組の鶴見 來記君からお礼の言葉がありました。感謝の気持ちが伝わる内容でしたね。
研修が終わって、荷物をまとめ、白樺高原ホテルを後にして、帰路につきました。途中、諏訪のおぎのやで釜飯を昼食に食べました。釜飯の釜が珍しかったのか、釜を持ち帰る生徒もいました。その後、お土産を買う時間もあり、生徒は思い思いのお土産を買い、再びバスに乗って上野原を目指しました。バスの中では疲れのためか、寝ている生徒もいました。教員の目から見ていても、生徒たちは仲間と多くを学びつつ、楽しそうに過ごしているのがよく分かりました。
宿泊研修はとても充実したものになりました。この研修が新入生にとって高校生活の良いスタートになったと思います。今回の研修での経験を糧に、これからの学校生活をより良いものにしてほしいと思います。最後に校長先生から今回の研修についてのコメントをいただいたので紹介致します。
「明誠我らが母校、明誠我らが母校・・・」校歌が声高らかに2階フロアーに響き渡る。宿泊研修最終日、341名皆元気だ。白樺湖を経由し、女神湖の近く、標高1600m、残雪が目にまぶしい。ホテル内は空調がゆきとどき快適だ。
宿泊研修の目的は「生徒間での融和をはかること」「担任との信頼関係を築くこと」など人間力の構築に力点をおくことにある。初めはどの生徒も表情が硬かったが、日毎に打ちとけ合い、笑顔が多く見られるようになった。若者の特権、すべてに柔軟的、うらやましい限りである。
研修の初期の目的は、多くの生徒が達成したと感じた。内容の教務、生活指導、進路指導、生徒会指導部など、学校生活を送る上で、最低限必要な学校情報を与えた。情報量が多く、不安に感じた生徒もいたが、殆どの生徒が「頑張ろう!」と新たな挑戦を胸に刻んだことと思う。「付属高校は高速道路」、一般道に比べ料金がかかるが、早く、確実に目的地に着く。しかし、道路上で事故を起こしたら大変だ。今後、学年主任、担任との深い信頼や絆、そして相互理解を更に深める必要がある。過去(中学校)の自分と別れ、新しい自分との出会い、それが高校生活です。生徒は皆が希望を持ち入学してきました。彼等の期待に応えるべく、全力で取り組んでゆきます。
生徒の様子を観察「本当に良い生徒ばかり」との高い評価です。生徒はもとより、我々にとっても、実りの多いことを確信した2泊3日の研修会でした。
日本大学明誠高等学校 校長
奥秋 昭蔵
