May_03_2017
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平成29年度第69回県高校総体サッカー競技
兼関東大会予選3回戦
日大明誠 1 0 前半 0 0 甲府工業
0 後半 0
1 延長 0

手塚秀昭のホイッスル

第69回県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選

激戦を制す

甲府工業を下しベスト8へ

県高校総体サッカー競技3日目は、3日本校人工芝グラウンド他3会場で8試合が行われベスト8が決定した。

今大会初戦となる本校は古豪甲府工業高校と対戦した。直前のリーグ戦(第4節現在1分け3敗)ではまだ勝ちがなく、対する甲府工業は初戦に大勝し、チームの意気も上がり絶好のコンディションこの試合に臨んだ。

リーグ戦と違い一発勝負のトーナメントでの定石通り、両チーム共に試合開始から縦へのロングパスを多用しピッチ全体をボールが目まぐるしく行き来するゲームとなった。甲府工業は1分にCKから、3分には裏へ抜けだした⑨がシュートするも得点に至らなかった。本校は、徐々にボールが収まり始め5分⑪高橋のミドルシュートがゴールポスト上部に当たる不運もありチャンスを掴むがゴールとならなかった。その後甲府工業はBKラインや中盤からFWへの縦パスを入れ浅いBKライン敷きオフサイドを取るなど試合を押し気味に進めた。⑤から左右へのパスが通り始めた矢先、本校は左サイドを③西野がドリブルで突破しクロスを上げ高橋のシュートは右ポストを叩き又もやビッグチャンスを逃した。その後も一進一退が続き前半を終了した。

後半に入り、甲府工業は10分間で4度の決定機を逃し、本校はゲームの主導権を握る活路を選手交代により見出し、相手のロングパス主体の単調な攻撃にも慣れ個人技から効果的なパスが繋がり始め14分には正面FKから強烈なシュートもGKのファインセーブに阻まれた。両チーム共CKやFKのセットプレーから何度かゴールを奪おうとするが決め手を欠き無得点のまま延長戦に突入した。

延長に入り甲府工業は運動量に勝り始め試合を優位に進めるが、ゴールを割れず、本校は二人目の選手交代をしてリズムを作り、後半6分に相手左サイドを突破した⑦山口が見事な個人技ゴール左に決めた。その後、相手の怒涛の攻めを何とかしのぎ虎の子の1点を守り切った。

本校は、直近のリーグ戦では大量失点が続いていた。しかしこの試合は、特に守備陣の体を張った我慢強さも目に付き、どの選手も、空中戦や足元の局面で負けずに精一杯のプレーを試合全般を通して続けたことも勝因の一つとして挙げられる。

元日大明誠高等学校教諭 手塚 秀昭

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