Sep_7_2017
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今日のエデュログは写真部の夏の活動の紹介です。

昨年度までの6年で全国大会に2回、関東大会に3回出場している写真部です。全国大会・関東大会出場が決まるのは11月に行われる山梨県高等学校芸術文化祭。あと2ヶ月です。まずは秋の県審査会に入賞することが条件。部員たちは夏の活動でいい作品が創れるようにさまざまな活動を行いました。

まずは夏休み直前の三者面談なか日の7月16日・17日の連休にわが日本大学芸術学部写真学科で行われた「日大ワークショップ」(高校生のためのワークショップ)に参加しました。高校生向けの写真術を大学の先生が芸術学部の最高の設備を使って指導してくれるもので、関東近県からたくさんの高校生が集まってきて、2日間みっちりと勉強しました。本校からは1年生の濱田依里さんと昨年に引き続き2年生の清野美乃莉さんの2人。2人はデジタル写真コースで学び、撮影だけでなく、写真の調整、きれいなプリントを仕上げることまでできるようになりました。詳しくは下の写真学科のfacebookの記事をご覧ください。デジタル写真コースに参加した高校生たちの集合写真まで見ることができますよ。

■参考リンク■
日本大学芸術学部写真学科facebook(日大ワークショップデジタル写真コースについての記事)

技術力を上げた2人の次の出品写真が楽しみです。ちなみに、濱田さんは春の審査会で佳作、清野さんは冬季審査会で入選し、芸術文化祭に出品することがすでに決まっています。

夏休み中は各自、審査会を意識しながら計画的に撮影を行ったり、家庭の行動、学校行事などに合わせて撮影活動を行ってきました。そして、写真部は毎年、意識を高めるために夏休み後半にみんな集まって校外撮影会を実施します。今年は日差しが戻った8月28日の暑い1日、高尾山で撮影会を行いました。

ただケーブルカーやリフトで上がっていくだけでは撮影できるポイントも少ないため、山の中に入っていく1番険しいコースを選び、徒歩で山頂を目指しました。途中良い眺めだったり撮影にもってこいのポイントがありましたが、みんな登り疲れてなかなか撮影は出来なかった様子でした(笑)。帰りはさすがに疲れてリフトで下ってきました。途中、カメラマンがどうやってこんな所に…という場所に現れ、リフトに乗車している人をひとりずつ撮影していましたが、山の下に到着したら写真を販売する、というのが分かりながらも、カメラに向かってピースする部員たち(笑)。極め付けはその写真をブリンとして販売するアルバイトの人が昨年度の明誠高校の卒業生…。大きな声で叫びながら部員たちを迎えてくれました。ところで、出品できるようないい写真が撮れたのかな。

翌日・翌々日の8月29日・30日、写真部は学校でモノクロのアナログ写真(銀塩写真)の現像と焼き付けの作業を行いました。29日が現像。30日が焼き付けでした。詳しい手順は必要ないと思いますので省略しますが、現像は涼しい生物室をお借りして行い、焼きつけは写真部の部室内にある冷房設備なしの暗室で行いました。アナログカメラでの撮影は実は高尾山で行いました。モノクロフィルムの入ったいくつかのカメラを共同で使い、撮影を行ったのです。デジカメとは使い勝手が違い、設定が上手く行っていなかったのか、腕が悪かったのか(笑)うまく撮影できている写真は少なかったようです。生物室での現像作業では、待ち時間に高校の写真部と部員が登場する映画「東京シャッターガール」を見たりしていました。

焼き付け作業が行われる暗室は狭いので全員入れません。そこで、生徒たちを3つのグループに分けて順番に行いました。準備に手間取ったりしてなかなかはかどらなかったのですが、1日かけて焼きつけの作業を学びました。現像と焼きつけの指導は昨年度卒業の元写真部部長の窪田有希くん。現在芸術学部写真学科でバリバリに腕を磨いています。今年の学校案内にも登場していますよね(笑)。窪田くんは大学で得た知識を加え、部員たちは去年よりも細かい指示を受けながら慣れない手つきで作業を行っていきました。

無事終了。焼き付けた写真は部室で乾燥させるために洗濯ばさみで貼られたヒモにぶらさげられています。

スマートフォンで気軽にきれいな写真が撮れる現代ですが、フィルムで手間をかけながらモノクロの写真を1枚ずつ焼いていくというのは、ほとんどの人からは面倒な作業だと思われてしまいますが、これら1つひとつの手間も良い写真を撮影するのにきっと役立つことでしょう。

10月には秋季審査会が行われます。芸術文化祭に出品される最後の作品が決定します。まずは芸文祭に出品できないと、関東・全国はありません。良い結果をお待ちしています。

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