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本日のedulogは先日に続き、3年生対象に行われた特別講習についてご紹介します。本日は21日、22日にかけて行われた地歴公民科による特別講習です。

今年度の地歴公民科の特別講習は徳川将軍家ゆかりの寺院・史跡の見学という内容でした。

特別講習は21日に事前学習をして、22日に見学に行きました。事前学習では高校の日本史はもちろん小学校・中学校でも必ず学習する江戸幕府の徳川将軍家について、各将軍の政策などから特徴、身長や性格などの個人的な事柄まで扱い、授業では出てこないような事も学びました。さらに、見学する場所についてのポイントも学習しました。

22日、参加者は浜松町駅に集合しました。この日はあいにく雪もちらつく寒い1日でした。参加者がまず向かったのが徳川家の菩提寺の1つである増上寺です。ここでは2代将軍徳川秀忠の霊廟の模型や徳川家康の有名な肖像画を展示室で見た後に、歴代将軍の墓所を見学しました。

続いて一行が向かったのが上野です。上野では世界遺産となった国立西洋美術館を横目で見ながら、幕末に活動した彰義隊の墓や西郷隆盛像を見学。さらには上野大仏や上野東照宮も見てきました。

そして、もう1つの菩提寺である寛永寺へと行きました。こちらにも将軍家の墓所があるのですが、予約制のため見られず、5代将軍徳川家綱の霊廟の門を見学し、寛永寺の根本中堂内を見て、次の見学地である谷中霊園へ移動しました。

谷中霊園では江戸幕府最後の将軍である徳川慶喜の墓を見学しました。そして参加者は最後の見学場所である江戸城、現在の皇居へと移動しました。

皇居東御苑では大手門、百人番所、富士見櫓、松の廊下跡などを見学し、富士見多聞には実際に内部に入って、当時の建物の様子を実感しました。そして天守台にも行って、最後は北の丸公園の中を通って田安門を見て、校外学習は終了となりました。

特別講習に参加した生徒に感想を聞くと、「授業で習ったものを生で見ることができて、良かったです。」「自分では行かないようなところへ行くことができて良かった。また、昔の人が生活していた場所に行くことができ、その当時の雰囲気が少しなりとも感じられて、良い体験になった。」と話してくれました。

今回の特別講習も参加者にとって有意義なものになったようです。生徒の感想にもありますが、身近なところに日本史で学んだ史跡などはあります。今回参加できなかった人も近くの史跡に行くと、新しい発見などがあり、良い経験になるので、行ってほしいものです。

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