いくつもの運動部の新人戦が行われた10月20日(土)には、写真部の大会も行われました。高文連写真専門部秋季審査会。大月市にある都留高校を会場にして行われました。
写真専門部では前年度の1月に行われる冬季審査会から今回行われた10月の秋季審査会まで年3回の大会の優秀作品を含め、11月に行われる芸術文化祭の出品作品の中から2月の関東大会出品作品と来年8月に行われる全国総文祭の出品作品が決定されます。審査会としては関東・全国につながる今年最後の大会でした。
審査員は第一線で活躍している写真家の公文健太郎さん。
そして、2年生の佐瀬文菜さんの「Camp FUJI」と濵田依里さんの「素朴」の2作品が入賞、佐瀬さんの「Camp FUJI」は上位から第11位で、「入選」に入り、芸文祭出品が決定しました。2人とも毎回、熱心に撮影した作品を出品していましたが、佐瀬さんは待望の上位20位以内に入賞しました。
学校対抗では第10位となりました。課題は全員のレベルアップ。入選以上(金賞1・銀賞3・銅賞6・入選10)は受賞できる作品数がとても少ないので、受賞できると大きな点数がもらえますが、受賞数がやや多い佳作(約80作品)にどれくらい入るかが底上げのポイントとなるでしょう。
顧問の先生からは「部員1人ひとりが常に作品作りを意識して撮影すること、審査会があるからそろそろ撮影するか、ではだめ。タイミングをはずすと今回のように撮影自体ができなくなってしまいます。たくさん撮影した写真の中からいいものを選んで出品するのと、審査会のために直前にあわてて撮影したものの中から選んで出品するのでは、レベルに差があるのはわかりますよね。特に今回は撮影できなくて審査会に参加しない、という生徒も複数いましたが、自ら公式戦に参加しない、なんていうことは運動部ではあり得ません。それでは何のための部活動だかわかりません。11月の芸術文化祭には規約で、審査会入選以上受賞作品以外に各校6作品しか出品できないことになっています。全員参加したくて部内で審査会を開かなければいけないくらいの勢いが欲しいのですが、結局は意欲のある生徒だけが出品を希望して、ほかの部員たちは”どうぞどうぞ”と言っている現状では、レベルアップもまだまだ先かな、と思っています。とにかく部員たちには意識改革をしてもらいたいですね」という話がありました。文化部もなかなか厳しいですね。
さてその芸術文化祭は2年生が修学旅行に出発する頃に山梨県立美術館で行われるそうです。本校は、一昨年は優秀賞を獲得して関東大会へ、昨年は芸術文化祭賞を受賞して全国大会へ出場を決めています。今年はどうなりますか。がんばってください。
■■秋季大会入賞作品(28校 293人 1547作品中)■■
入選 佐瀬 文菜さん「Camp FUJI」
佳作 濵田 依里さん「素朴」
■参考リンク
山梨県高文連写真専門部facebook
