May_3_2019

みなさん、令和最初のゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか。今日は久しぶりのエデュログ更新となります。サッカー部の県総体3回戦の様子をいつものように会場に駆けつけた本校元教諭の手塚先生の報告でどうぞ。

令和元年度 第71回高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選
日大明誠 前半 甲 府 東
後半

手塚秀昭のホイッスル

令和元年度 第7Ⅰ回高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選 3回戦

初戦を突破 8強へ勝ち名乗り!!

甲府東を後半に突き放す!

tezuka

令和元年度県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選3日目は、本校を含めた県内私学の4会場で行われベスト8が決定した。今大会は関東プリンスリーグから降格した山梨学院高校が初戦からトップチームでの参戦が可能となり、2枚の“切符”の争奪戦が以前より激しくなることが予想される。

本校の対戦相手は甲府東高等学校(以下、東)であった。県立の進学校でありながら、過去においては全国高校サッカー選手権出場の実績もあり、1回戦からの登場で大会の雰囲気も経験済みで初戦の相手としては難敵でもある。

チャンスをものに出来ず

本校の各選手との実力差を認め、試合が劣勢になることをはっきりと認識している東は、1トップ・5バックの布陣で試合に臨んだ。開始早々、東陣内深く攻め込み右サイドからのクロス、ペナルティーライン付近ゴール正面でのダイレクトパス交換、FK等でチャンスを何度か作るが得点には至らなかった。本校は終始ゲームの主導権を握り続けポゼッション率90%を超えるボール支配率であったが、大型GKや長身のCBを中心とした東DF陣は、ゴール前で体を張り続け球際にも強さを見せた。時折、逆襲に転じるが1トップの選手が前線で高い位置を取らず、プレー位置が中盤まで下がるために攻撃の糸口をことごとく本校DF陣に摘み取られた。本校は試合を優勢に進めるが、攻撃が中央ゾーンに片寄り決定的なチャンスを作れなかった。

待望の得点

後半に入ると、攻撃にやや鋭さが増してきた本校は、4分、CKからゴール前の混戦に持ち
込むも又もや東DF陣に堅い防御に阻まれた。前半と同じくゲームを完全に支配するが無得点のまま膠着状態が続く中、7分、11分に選手を交代し、主将の鶴見をトップに配置転換をしてより一層アグレッシブに攻め入る態勢を整えた。防戦一方の東もこの時間帯からボールがテンポ良く繋がり始め一進一退の攻防となった。「相手が攻めに転じた時こそ巧くボールを奪い取れればチャンスは生まれる」この原則通り、本校は東の攻撃の隙をつき攻勢に転じ、16分、17分とチャンスがあったがシュートは枠を捉えきれなかった。東も同時に2名の選手を交代し攻撃を続け本校も危ない場面を作られた。24分、本校は3枚目の交代カードを切り東DF陣の間のスペースにパスが通り始め、サイドを有効に使い立て続けにFKを獲得し、33分、小名木が左サイドから絶妙なクロスをゴール前に上げ、それを途中出場の齋藤がダイレクトで豪快にネットを揺らし、これが決勝点となり苦しみながらも準々決勝戦に駒を進めた。

我慢の勝利

この試合、東は「引いて守ることからカウンター攻撃で1点を狙う」といった戦術に終始徹底した。本校はボールを繋ぐが相手の前でのパス交換が多く、攻撃が中央中心で単調過ぎて苦戦の原因ともなった。しかし、各選手それぞれが無得点の状態でも苛立ちを見せることなく我慢をし続けてプレーに専念したことはチームとしての成長の跡が見られた。リーグ方式の戦いと違い、このトーナメント方式の一発勝負は、内容より“勝ちが全てに優先する”と言っても過言ではない。そういった点ではこの勝利は大いに価値がある。以前と比較して本校のチーム力は年々向上しているため、今後の対戦相手は本校を格上と認めざるを得ず、堅守速攻のスタイルで戦いに挑んで来ることが予想されるが、本日の試合でみせた『我慢』を続ければ確実に勝利を掴むであろう。

(元日大明誠高等学校教諭)

先発メンバー(学年)⇒交代(交代時間)
GK ①二 上(3)
DF ②関 根(2)
DF ③小名木(2)
DF ④足 立(3)
DF ⑤大 倉(3)
MF ⑥加藤友(3) ⑫石 井(3)
MF ⑦渡邊隆(3) ⑲高 野(3)
MF ⑧加藤諒(2) ⑭齋藤康(3)
FW ⑨子 安(3) ⑱渡辺響(3)
MF ⑩宇 野(3)
FW ⑪鶴 見(3) ⑳上 村(3)
リザーブメンバー
DF ⑫石 井(3)
DF ⑬氏 家(3)
MF ⑭齋藤康(3)
MF ⑮鵜 沢(3)
MF ⑯成 澤(2)
GK ⑰高 川(3)
MF ⑱渡辺響(3)
FW ⑲高 野(3)
FW ⑳上 村(3)
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