Jul_24_2018
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海外語学研修4日目。さて、本日はRosehill Collegeで1日過ごします。午後には特別授業としてマオリの文化を学びます。

8時頃になると生徒が登校してきました。生徒にステイ先での話を聞くと、「食事も豪華で、昨日はタコライスを頂きました」「家にピザ窯があって、家で焼いたピザを頂きました」「小さい子がいて、ずっとその子と話していました」「ホストマザーがすごく優しくて、最初は緊張していましたが、すぐに溶け込めました」など、ホストファミリーとしっかりと交流できているようでした。英語の授業前は、生徒同士でステイ先の話などをしていました。こんなだった、あんなだったと盛り上がってました。

最初はPhilip先生の英語の授業開始です。まずは昨日のPhilip先生の自己紹介の復習を行いました。先生の質問に対して、しっかり答えていました。その後に行なったワークでは。国旗と使用言語を一致させたり、写真と職業を一致させるなど、各グループで取り組む内容が異なり、そのグループでの話し合いが必要な内容になっていました。一つの課題が終わるとローテーションします。各グループで全部で4つの課題に取り組みました。それを紙にまとめました。2時間目では、そこで学んだことを自己紹介に生かします。面白いと思ったのは、自分の紹介をするだけでなく、バディやホストファミリーに自分から聞くための方法を教えてくれました。そうすることで相手のことを自分から聞き出していくことが出来ます。それが出来るとコミュニケーションが取りやすくなっていくと思います。

ここRosehill Collegeの時間割では2校時と3校時の間、4校時と5校時の間にMeal Breakという休憩時間があります。食事休みということで、お昼ご飯を食べます。2回あるので最初は軽く、2回目はしっかりと食べるという感じです。今日の最初のMeal Breakでサプライズな出来事がありました。まだ現地の生徒達とコミュニケーションをとることに躊躇して、なかなか外に出られない生徒が多い中、ニュージーランドの高校の最上級生に当たる13年生の生徒達が突然教室に現れました。年齢は17歳の生徒達なので日本で高校2年生の生徒達です。Rosehill Collegeの学生達は本校の生徒が来ていることを全員が知っています。バディのような役割を与えられてコミュニケーションをとってくれることはありますが、自分達から訪れてくれることはあまりありません。彼らは日本に興味を持っていて、中には日本語を使う生徒もいました。生徒達は全員教室の外に出て日本語を教えたり、お互いの自己紹介をしたりとコミュニケーションを楽しんでいました。

戻ってからは、再びPhilip先生の授業です。Meal Breakの流れのお陰で生徒達の表情は明るくなり、より積極的になりました。答えを知らない一人の生徒に皆でヒントを与えて答えられれば正解というゲーム形式でのやり取りで、積極的なやり取りが見られて盛り上がっていました。その後は、自分の自己紹介シートの作成を行いました。

Philip先生の英語の授業が終わり、4校時はスクールバディとの授業です。生徒はバディと待ち合わせて、それぞれの教室に移動しました。昨日同様にバディの授業に参加しますが、数学の授業を受けた生徒は、「中学生レベルの内容だったので簡単だった」との声も聞きました。

4時間目の後は2回目のMeal Breakです。生徒はホストファミリーに持たせてもらったお昼ご飯を食べました。参加者はお昼の時間は食べるだけでなく、仲間と話したり、バディと話したり、会話を楽しみました。すると、また先ほどとは別の女の子3人組の登場です。この女の子達は、昨年も一昨年もとてもフレンドリーに声をかけて来てくれる生徒隊で、本当に日本のことが大好きなようです。生徒達はインスタグラムを交換したりと交流を深めていました。

5校時目は文化交流の時間になります。場所は昨日歓迎式が行われたMoemoeaという建物です。会場に着くとRosehill Collegeのマオリの生徒が待ってくれていました。最初にマオリの歌を聴かせてくれました。その歌を反復練習しながら、大きな声で歌うことが出来ました。その後、マオリ式の遊びで「パコ」というゲームと「プッカナ」というゲームを行いました。「パコ」は円になった中心の一人が一人の名前を呼ぶと、その生徒がしゃがみ、両脇の生徒が銃で撃つように「パコ!」と早く撃った方が勝ちというゲームで、反応スピードを求められ、集中していないとすぐにやられてしまいます。ルールが分かった生徒達はマオリの生徒達にも勝つようになり、盛り上がっていました。もっと盛り上がったのが、「プッカナ」というゲームです。最初の生徒が隣のどちらかの生徒に「プッカナ!」とポーズと一緒に言うと、それを受けた生徒は、自分のどちらかの生徒に同じように「プッカナ!」と叫びます。それを延々と続けていくのですが、時々対面の生徒などに飛ばすことも出来るので、うかうかしてられません。最初は小さな声だった生徒達も考えられないくらいの叫び声を上げていました。最終的にはみんな汗だくで楽しんでいました。盛り上がった最後にマオリの3名の女子生徒が踊りながらマオリの歌を披露してくれました。マオリの歌は南国らしく、とても穏やかで美しい調べが心を癒してくれます。日本の歌のリクエストがあったので、皆で国歌の「君が世」をお返しに歌いました。その後、皆で集合写真を撮って、文化交流の時間は終了になりました。

生徒たちは授業が終わると、帰宅の準備。ある生徒はホストファミリーの車で帰り、ある生徒は歩いてとそれぞれの方法で帰宅しました。様々な家庭にホームステイをしていることが分かる帰宅風景でした。明日の午後はアクティビティの一つである「Auckland museum」に行く事になりました。ここまでみんな頑張っていますので、少しリラックスした1日になると思います。

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