Apr_13_2015

こんばんは。本日はダンス・チア部の活動について紹介します。3年生はこの夏2つの全国大会に出場という、素晴らしい成績を残してくれました。その素晴らしい功績を3つの記事に渡って連載していきたいと思います。顧問の先生にコメントをいただいたので紹介します。

私たちダンス・チア部のこの夏の活動について、振り返る機会をいただいたので、大会の様子を中心にまとめてみようと思います。
まずは「DANCE STADIUM」(以下ダンスタ)について。
このコンテストは「ダンス甲子園」とも言われる、参加校も最大で高校ダンス部界を象徴するようなコンテストです。
我々ダンス・チア部は創部した年から挑戦を続けていますが、過去6年は全国の舞台に立つことができていません。
今回は13~40人で構成された「ビッグクラス」に3年生24人、2年生11人の計35人のチームで、2~12で構成される「スモールクラス」に2年生11人のチームがエントリーしました。
毎年挑戦しているこのコンテストですが、3年生が「HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION」(以下HSDC)という大会で関東で優勝し、全国2位となったことで今年は例年とは違う意味合いがありました。
この「HSDC」は高校ダンス部界に限らず、ダンス界全体に大きな影響力を持っている大会です。
その大会で結果を残したことにより、これまでとは違うプレッシャーがありました。
全国2位となった「TIME」という作品はSNSやメディアでも多くの反響をいただきました。とてもうれしいことです。
しかしこれにより、私たちの頭にはいわゆる「一発屋」になってしまうのではないかという不安があったのです。
今回「ダンスタ」で披露した作品は「TIME」ではなく「WATER」という「水」をテーマにした全くの新作でした。

そうして迎えた8月6日の関東予選。本校はビッグクラス41チーム中37番目、スモールクラス32チーム中15番目でした。
ビッグクラスの「WATER」は本番普段の力を発揮することができませんでした。
いい時を知っている私としても、この日のパフォーマンスはどこか気持ちの入りきっていない、心と体のバランスがとれていないものに見えました。
パフォーマンス終了後も、うまくいかなかったと涙する部員も複数いて、「これはマズイ」というのが正直な感想でした。
一方スモールクラスで披露した「Way I am」は2年生11人ということで、当日は「うまくいくのだろうか」と不安を感じていました。
しかしパフォーマンス前の板付き(スタートする時の待っている状態)からすごくいい「雰囲気」を感じました。
スタートしてからも今までに見たこともないような感動的な素晴らしい出来でした。
ビッグクラスのメンバーの多くも涙をしており、本人たちも非常に満足気な表情が印象的です。

そしていいよ結果発表です。
まずはビッグクラスからの発表となりました。特別賞から3位までの発表があったときに、チームの中にも諦めに近い雰囲気が漂っていました。
実際にネガティブなことを思わず口にするメンバーもいたほどです。
しかし準優勝のところで本校の名前が呼ばれると大喜び。
もちろん優勝を目標に臨んだ大会ではありましたが、この日のパフォーマンスを考えれば十分な結果です。
続いてスモールクラス。こちらは残念ながら最後まで本校の名前が呼ばれることはありませんでした。
これは後でわかることですが、結果的にこの日のスモールクラスで全国出場を決めた7チーム中4チームが、全国大会で準優勝を含む入賞をしています。
言い訳では無く、事実たまたまレベルの高い日にあたってしまったということです。
日が違っていればもしかしたらという想いも正直ありますが、これが勝負の世界です。

今回の予選では結果以上に大きなものを得ることができました。
まずは、ビッグクラスに出場したメンバーの「スキルの向上」です。「TIME」の「一発屋」とはならず、当日の出来が良くなくても勝ちきる強さ、頼もしさを感じるチームになりました。
そして何よりスモールクラスのメンバーの「表現力」と「本番の強さ」です。この2年生11人が見せてくれたものは次の世代、チームにとって非常に大きなものであると感じています。
「これは2年生もいいチームになるな」と卒業生であるコーチたちとも話をしました。ぜひとも期待していただきたいです。

次回の記事もお楽しみに!!

ページ
TOP