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今月12日に東海・関東を直撃した台風19号は広範囲の地域にかなりの被害を与えました。明誠高校は幸い問題はありませんでしたが、生徒たちの通学の足が寸断され、しばらくの間投稿できませんでした。やっと動き出したのは18日。しかし、高尾−相模湖間が数時間に1本の単線運行。そこからは通常の複線で甲府方面行きの列車に乗り換えなければなりませんでした。

そんな状況の週末、運動部の新人戦などの公式戦が甲府方面で行われました。静岡周りで甲府入りした部もありました。甲府で試合をしても、勝ち進むと帰宅が遅くなり、本数が少ない列車に乗れなくなるので参加を辞退した運動部もありました。こんなことはめったに起こらない事態です。現在は電車も通常運転をしており、生徒たちも元気に登校しています。

さて、電車が動き出した次の日10月19日(土)に、本校の写真部が秋の公式戦「秋季審査会」に参加しました。電車が動くかどうか危ぶまれていた時期もありましたので、参加できないのではないかという心配もありましたが、無事に参加できました。そして、東京からくる審査員の先生も同じ不安を抱えてくるので、本校が審査員の先生をエスコートして大会会場までくる、という大役を仰せつかりました(笑)。

審査員の先生はフォトグラファーのミゾタユキ先生。日大芸術学部出身の先生で各方面で活躍しています。初めてお会いしましたが、とても気さくな方で生徒たちと談笑していたら会場の都留高校に到着、という感じでした。

今回のエデュログは前書きがとても長くなってしまいましたが、山梨県高等学校文化連盟(山梨県高等学校写真連盟)が主催する秋季審査会は2月に行われる関東大会、8月に行われる全国大会に出品する代表作品を決める秋の予選という位置づけの大会です。この大会の金賞(1名)は全国大会に、銀賞(3名)は関東大会への出品作品として推薦されます。さらに今回のその他の入選作品は11月に行われる芸術文化祭でさらに全国大会や関東大会への道が開けます。前回の春の審査会で3年生の濵田さんがすでに関東大会出品を決めています。

さて、審査会は予定通りに始まりました。一次審査は書く個人が自分の作品をテーブルに並べて審査員の先生に見てもらいその中から1枚を選んでもらう審査。二次審査は全員から一枚ずつ選ばれた作品を並べ、審査員の先生が優秀な作品を選び出す段階。ここから先は生徒たちには非公開となり、顧問の先生たちだけが入賞作品が選び出される過程を見ることができます。緊張が漂う部屋でミゾタ先生が入賞作品を選び出しました。今回もその中に本校の生徒の作品がありました。2年生間宮優介くんの「挑戦」が入選にえらばれました!その他、2年生長島駿くんの「川面に暮れゆく」と同じく2年生の田坂伊玖望さんです。3年生が受験のため参加していないので5名での「挑戦」。しっかりと先輩たちの後に続いてくれました。おめでとうございます。

なお、審査会は帰りの列車の時間に合わせるため、表彰式を省略した形で終了しました。帰りの列車も本校の生徒たちはミゾタ先生と一緒。写真についての質問や自分の作品を見せて感想を聞いたりしている生徒もいました。とても貴重な時間になりました。

11月に行われる芸術文化祭は美術・書道との合同展となり、山梨県立美術館で行われます。本校の写真部からは冬季審査会から今回までの入賞作品4枚(うち1枚が現在関東大会推薦決定)と現在の1・2年生部員5人の新作プラス先日の「50,000人の写真展」で入賞した3年生石塚くんの新作、総計10作品が展示され、関東大会(1年〜3年)と全国大会(1・2年)を目指します。期待が高まりますね。

最後に本校の秋季審査会の受賞作品をご紹介します。

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