明誠高校サッカー部準々決勝の様子
第91回全国高等学校サッカー選手権大会
山梨県予選
◆韮崎中央公園芝生広場 11:00キックオフ
■メンバー
GK 1 岡崎寛輝
DF 2 石田大智 3 岡本 豪 4 安西 樹 5 大澤隆志
MF 6 斉藤正人 8 渥美 翔
10 板垣圭介 11 小林圭吾
FW 7 冨士野誠也 9 佐藤翔吾
Substitute Members
12 澁谷康太 13 烏山宏昭 14 舘岡壮太郎 15 浅原駿哉
16 石田雄大 17 岡村和也 18 齊藤恭太 19 平本航己
20 小林隼也
10月27日(土) 午前11時にキックオフされた日大明誠高校サッカー部の選手権大会県大会準々決勝は残念ながら0対2で甲府城西高校に敗れ、J1昇格を決めたヴァンフォーレ甲府のホームである山梨中銀スタジアムで行われる準決勝に進むことはできませんでした。
野球部の友情応援や多数の一般生徒の応援が響く韮崎中央公園芝生広場で選手ははつらつと走り回りました。残念ながら今まで頑張ってきた3年生の最後の試合となってしまいましたが、みんなサッカー部選手たちの労をねぎらう言葉や今日までの各試合の観戦を通して受けた感動に対する感謝の気持ちを口に出していました。3年生のみなさん、これまでおつかれさまでした。今後は進路決定までさらに突っ走ってください。
さて、今日のedu.logではゲストライターを招いて試合を振り返っていただきます。
手塚秀昭のホイッスル
準々決勝を振り返って
第91回全国高等学校サッカー選手権大会山梨県大会準々決勝戦、対甲府城西高校(以下城西)の試合は、韮崎中央公園芝生広場で午前11時にキックオフされた。
本大会第二シード韮崎高校をPK戦で退け意気上がる本校、同様に第五シード(前大会ベスト8)甲府昭和高校を破った城西。開始直後から本校は、持ち前の個人技を前面に出しポゼッションサッカーを展開し、対する城西はBK陣から中盤を省略するロングボールを本校ディフェンス陣の裏に入れるが、本校がやや有利に試合を進めた。1年生ながらスタメンで起用された⑧渥美の効果的なサイドチェンジや、⑦富士野と⑨佐藤の2トップに⑪小林がからみ何度かチャンスを掴むが得点が生まれなかった。左サイドからピンポイントのセンタリングをフリーの佐藤が右足でボレーシュートしたが枠を大きく外れたのは特に惜しまれる。一方、城西は要所要所の空中戦で勝ち始め、又、ロングボールを入れた後のセカンドボールを拾い始め、中盤を省略したシンプルなサッカーが功を奏し、34分右からのアーリークロスを④青木にヘッディングでのループシュートで決められ、前半を1点のビハインドで終了した
後半は開始直後から、中盤で人数をかけダイレクトパスもまわり始め、怒涛の攻めに転じた。コーナーキックや相手エリアでのフリーキックでの得点シーンが生まれそうにもなった。交代出場の⑲平本が何度か右サイドを突破しチャンスを作ったが、相手GKの好セーブやゴールポストに阻まれゴールは遠かった。城西は押されながらも集中力を切らさず体を張り、自陣ゴールやや前ではバランスよくブロックを形成し、球際の強さも目立ち、3人目の交代メンバー⑳後藤をFWで投入直後、クリアーボールを前線でキープ。「タメ」が出来始めた34分、右からのクロスを明誠キーパー岡崎が競っている最中にファンブルし、混戦から決定的な2点目を決められた。その後も⑫澁谷、⑮浅原を投入し、残り時間も攻め続けたがゴールは遠く無情のタイムアップ。
残念ながら敗れはしたものの、先発メンバーの中で3年生は3名のみという若いチームには無限の可能性があると思われる。ベスト8で終了したが、新チームとなってから、新人大会(オープン戦)・関東大会予選・インターハイ予選では、これといった実績も残せなかった3年生が最後の大会で主将安西を中心に強豪韮崎の夢を砕いた実績は、学校・並びにチーム関係者誰もが認めるものであり、決して色あせるものではないことは確かである。

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