Feb_6_2020
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1月28日(火)から2月2日(日)まで、茨城県つくば駅近くの「茨城県つくば美術館」で「第26回関東地区高等学校写真展茨城大会」が開催されました。この大会は東京・栃木・群馬・茨城・千葉・神奈川・山梨・埼玉の1都7県で開催している高校写真部のいわゆる関東大会で、各県から推薦された作品が一同に展示されました。本校写真部の3年1組濵田依里さんの作品「無情と感動」は、昨年1年間のすべての山梨県の高校写真部生徒の作品の中でも特に優秀であると認められ、県の推薦作品としてこの写真展に出品されました。すべての作品の中から20点ほどの作品だけに与えられる優秀賞には届きませんでしたが、奨励賞を受賞しました。審査員は写真家のハービー山口氏と榎並悦子氏。

濵田さんは実は昨年も山梨県を代表して関東大会に出品しています。2年連続となります。すばらしいですね。

山梨県から選ばれた作品を撮影した生徒たちは甲府方面を朝早く出発して、午前中に美術館に到着。ゆっくり家を出てきた濵田さんとほぼ同じ時刻につくば駅で偶然合流、一緒になって美術館まで歩いていきました。記念撮影をした後、きれいな美術館の中へ。開場となっている茨城県をトップに都県別に展示されている写真を整然と並んで動きながら観賞している人の列に混じって、濵田さんは出品を1枚1枚じっくりと見ていました。出品作品には不思議とそれぞれの県の特徴が出ていましたが、さすが関東大会だけあってどれもレベルの高い素晴らしい作品ばかり。

濵田さんからはいろいろな感想があふれ出ているようでした。そして、いよいよ最後に展示されている山梨県のブロックに。すぐに自分の作品の場所に到着しましたが、その作品には感想の言葉がありませんでした(笑)。何度も見ているし、ここまで来た作品ですから当然感激していたことでしょう。立派な額に入っている4枚の組写真はとても引き立って見えました。

つくば駅周辺は新しく開発された現代的な町並みでしたが、土曜日だというのにあまり人は多く出ていませんでした。暖冬のおかげでまだ暖かい昼間でしたが、少し寂しげな町を歩いてランチ場所のサイゼリアに到着(関東大会に来ていると思われる高校生で一杯でした)、食べ終わってからは、駅と反対方向に歩いて「つくば国際会議場」へ向かいました。

到着すると各都県別に受付を済ませ、立派な国際会議場に入りました。ここではまず優秀賞の表彰式が行われ、その後、優秀作品の講評が審査員のハービー山口氏と榎並悦子氏によって行われました。また、ハービー山口さんによる講演も行われました。山口さんは著名な写真家であるだけでなく、バンド活動を行っていたり、演技の仕事をしていたり、今ではFMラジオで自分の番組まで持っている活動範囲の広い方で、話が上手で会場の人たちはみんな話を楽しんでいるようでした。講演中のところどころでバックミュージックと共に見せてくれる山口さん自身が撮影した写真のスライドショーも魅力的でした。魅力的な写真を撮影するにはいろいろな人生経験と知識と能力が欠かせないんだな、と思わされました。

午後3時半過ぎにすべてが終了してお開きとなりました。濵田さんはたくさんの写真を見てきっと創作意欲に駆られたことでしょう。大学でも写真を専門に勉強を続けるということですので、この日の経験もきっと糧となって、いい作品作りをしてくれることでしょう。期待したいですね。関東大会お疲れさまでした。

■参考リンク■ 山梨県高等学校文化連盟写真専門部

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