新型コロナ感染症は勢力は衰えつつあるように見えますが、まだまだ予断を許せません。東京・神奈川の緊急事態宣言もまだ解除されていません。そんなわけで室内で活動することが多い文化部は不自由な活動を余儀なくされています。そんな中で写真部が2つのコンテストで入賞を果たしました。今日のエデュログでは写真部の様子をお知らせいたします。

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先月1月30日(土)冬季審査会。コロナ禍で今年度最後の審査会も部員が直接参加しての審査はかないませんでした。作品を各校写真部顧問に預け、それを審査員に審査してもらうというというこれまでと同じ形で実施されました。顧問に預けたとは言え、生徒が参加した時と同じように生徒一人一人の作品の中から1つを審査員が選び出し、それをさらに二次審査で審査するという形です。二次審査で絞られた作品が三次審査でさらに選出され入賞作品が決定しました。団体表彰も普通通りありました。

3年生が作品を出さない冬季審査会(審査員は山梨日日新聞社カメラマンの靍田圭吾先生)は、写真専門部の中では「2021年度」最初の審査会となります。この大会の金賞は関東大会出品内定、入選までの全20作品は11月の芸術文化祭に出品され、さらに関東、全国大会出品作品になる可能性が残されています。

本校写真部は3年生が抜けて1年生1名、2年生2名、合計3名の極小部隊。当然団体線の勝負では部活全入の県立高校の写真部と人数で勝負になりません。個人戦で勝負を挑み、2年生の小田切優人くんが一人気を吐いてくれて「さんぽ」という作品で「佳作」となりました。「入選」まであと一歩でした。

実は1月に写真部の東京都美術館で行われる予定だった関東大会「関東高等学校写真展東京大会」が中止となり、web開催されることとなりました。そのため展示用に作成されていた関東の作品が展示されることなくお蔵入りとなってしまうので、今回の審査会に合わせて「関東大会出品展」としてその作品を防災新館に展示し、2月1日までみなさんに見てもらいました。そのお知らせの新聞記事「山梨日日新聞」に本校写真顧問が写っていることが判明しました。本校からの関東出品作品はありませんでしたが、本校の存在感はしっかりと残しました(笑)。

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さて、本校写真部は昨年度から1・2年生全員で「山梨フジカラーフォトグランプリ」という写真コンテストに参加しています。昨年は出品した1・2年生全員が「入選」を受賞するというすばらしい成績を収めました(コロナ禍で表彰式には参加できませんでした)。今年第6回となるコンテストにも3人という少ない人数ですが参加、締め切りとなる1月に作品を提出しました。そして、冬季審査会と同じく2年生の小田切優介くんが学生の部において「朝焼け」というタイトルの作品で「入選」となりました。2月20日(土)が表彰式でその後25日(木)まで甲府市総合市民会館で入賞作品展が催されています。

山梨県内のアマチュア写真家さんが大部分のコンテストとなりますが、力作揃いで特に「風景・ネイチャー部門」にすばらしい作品がたくさんありました。小田切くんが入賞した「学生の部」では県内高校の写真部の生徒だけでなく大学生の作品もあり入賞はなかなか難しいものがありましたが、入賞は見事でした。来年度も期待しましょう。

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冬季審査会「佳作」小田切優人くん(2年)「さんぽ」

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山梨フジカラーフォトグランプリ「入選」小田切優人くん(2年)「朝焼け」

■参考リンク■
山梨県高等学校文化連盟写真専門部(facebookページ)(講評動画もあります)

山梨フジカラーフォトコンテスト

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さて、3名の写真部ですが、なかなか活動が難しく写真を撮りに出かけることもままならないのが現状のようです。デジタルカメラで撮影することが多いのは当然で、それは個人で時間を作って撮影することは可能ですが、なかなか三人そろって撮影するのは時間の関係もあり難しいようです。フィルムカメラとなると持っていない部員は部で所有しているカメラを使うことになり、撮影する機会が余計に少なくなります。まして暗室にこもってモノクロフィルムの現像・引き延ばし作業をするのは時間もかかりますし、暗室も狭くて密になりがちです(部員は3人なのですが…)からなかなかできません。

もうテストも近いので最後のチャンスとばかりに、20日の土曜日、撮影したフィルムを持ってきて、その現像作業を部室の中にある暗室で行ったようです。その作業の写真を少しもらったのでここで紹介します。フィルム写真、今流行っていますよね。そんな流行にも乗ってみたかったり、写真屋カメラに少しでも興味がある人は、これから写真部に入って一緒にやってみませんか。

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