June_25_2021
「芸術文化祭賞」小田切優人くん(3年)「拍動」

山梨県の高校文化部最高峰の大会で3年生の小田切優人くんが最高の賞を受賞しました!!

この大会は「第42回山梨県高等学校芸術文化祭」と呼ばれ、県内の高校文化部の文化芸術活動をまとめている山梨県高等学校文化連盟に所属する25のそれぞれの専門部で、参加している各高校の代表作品が競うこの1年間で最大の大会、いわば「文化部の県総体」です。主催は「山梨県高等学校芸術文化祭実行委員会」共催が「山梨県教育委員会」「やまなし県民文化祭実行委員会」「山梨県高等学校文化連盟」で、後援が「山梨県高等学校校長会」となっています。小田切君はこの大会の最高の賞である「芸術文化祭賞」を受賞しました。

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第42回山梨県高等学校芸術文化祭総合プログラムの表紙

文化部の活動は室内での活動となることが大部分で、コロナウイルス感染拡大によってかなり活動が制限されてきました。吹奏楽部門や音楽・演劇系統の部門、将棋や囲碁のような対戦のある部門を除き、その発表の機会はこの2年間大幅に制限されてきました。

写真専門部もこの2年間は顧問が各学校の写真部の生徒たちの作品をもちより、審査してもらうという形を取ってきていて、各校の部員たちはまったく大会自体を体験していない状態です。感染が落ち着いてきている現在の芸文祭でも、まだまだ予断を許さない状況で顧問が持ち寄った作品を審査してもらいました。

写真専門部の芸術文化祭には、今年1月から現在までに行われた「冬季審査会」「春季審査会」「秋季審査会」の入選作品それぞれ20作品・計60作品と、芸文祭のために新たに各校6人までの新作が出品されます。つまり、1月から現在までの優秀作品が一堂に展示され、その中から来年夏に行われる「全国高等学校総合文化祭東京大会」(いわゆる全国大会)とこの冬に行われる「関東地区高等学校写真展神奈川大会」(関東大会)の出品作品が最終決定される1年間で最大の大会なのです。”最終決定”という言葉を使ったのは、冬季審査会の金賞作品は選ばれた時点で関東大会に出品が決定しており、春秋それぞれの審査会の金賞が全国大会出品、銀賞各3作品合計6作品がすでに関東大会出品が決定していますので、全国の残り枠3作品と関東の13の残り枠がこの大会で決定されました。

小田切くんの作品「拍動」は、エデュログでも既報の通り、6月(!)に行われた春季審査会で「入選」に選ばれた作品として展示されました。そして、この度「芸術文化祭賞」に選出されたわけです。「芸術文化祭賞」は芸文祭で展示された最高位の作品に与えられる賞で、写真部門では審査員によってこの1年間で最も優秀だと認められた3作品にしかもらえない賞です。「拍動」は全作品中第2位で芸文祭賞を受賞、当然全国大会の枠内なのですが、残念ながら全国大会は来年の夏ということで、小田切君卒業後の大会となってしまうためこの冬に行われる関東大会の出品作品へとスライドされました。

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写真部門の審査の様子

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明誠高校の新作と1年間の入賞作品も

芸術文化祭写真部門の審査は写真家の今浦友喜先生。最初から小田切君の写真を選び出してくれました。そして1位と2位の順位付けにかなり時間をかけて悩んでおられました。小田切君の作品評の動画(MP4ファイル、約2分半、500M弱です)がありますので、下のリンク先をご覧ください。ダウンロードに少し時間がかかるかもしれませんので、スマホでご覧になる場合はWi-Fiをご利用ください。

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今浦友喜先生による小田切君の作品の講評動画クリックで再生できます

さて、芸術文化祭での写真展は今月26日(金)まで美術・工芸部門、書道部門との合同展という形で県立美術館で行われています。

なお、関東大会となる「第28回関東地区高等学校写真展」は来年2月3日から6日まで横浜市民ギャラリー(JR根岸線「桜木町」下車徒歩10分)で行われます。機会がありましたら、是非お立ち寄りください。関東大会での小田切君の作品の結果も楽しみです。

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