Jun_11_2022

ラグビー部が第22回関東高等学校ラグビーフットボール新人大会山梨県予選で決勝に進出しました。顧問の金田先生に戦評を貰いましたのでご覧ください。


1月9日(日)から始まった標記大会に明誠高校ラグビー部も単独校として出場しております。1回戦はこれまで幾度となく接戦を繰り広げその度に敗れてきた宿敵東海大甲府高校との戦いでした。大寒波の影響で数日前に降雪があったとは思えないほど冬晴れの絶好のラグビー日和の中での試合となりましたが、試合は両チームが自分たちの持ち味を出し切れない厳しい展開となりました。

前半終了時点で7−10と東海大甲府が3点リードしており、緊張感に包まれた中で後半に臨むことになりました。選手は思い通りにいかないもどかしさの中で自分たちの強みをどう活かすべきかを必死に考えている様子で、ハーフタイムで私が新たな戦術などを指示するというよりは、自分たちが肌で感じたことを修正するだけという雰囲気で、とても頼もしく感じていました。

後半も東海大甲府の素晴らしい展開ラグビーに苦しみながら、明誠高校の強みであるFWのフィジカル戦に持ち込み、先行してトライして12−10としました。その後も防戦一方のゲーム展開に気が休まる瞬間がほとんどありませんでしたが、試合終了2分前に本校の生徒の反則により相手にペナルティキックが与えられ、相手はショットを選択しました。ラグビーではPGといい、これを決めると3点が与えられ、1点差ですが逆転を許すことになります。そうなると再度の逆転は時間的にとても難しく、この時ばかりは敗戦を覚悟しました。しかし、相手選手にも相当なプレッシャーがかかっていたのだと思います。ポールの右側にキックが外れました。あとは時間との勝負となり、最終的に12−10でノーサイドの笛を聞くことができました。東海大甲府高校に初めて勝利をしたことで選手は大きな自信を手に入れたことと思います。

そして15日(土)に関東新人大会への切符をかけた準決勝で笛吹高校と戦うことになりました。ラグビーは1戦1戦怪我人が出ることが少なくないスポーツのため、チーム全員が力を合わせないとトーナメントを勝ち上がっていくことはとても難しく、今回も部長の柏崎をはじめ、2年の竹本、鎌田、片山、小野、1年の井上といった選手が怪我をした状態のため、普段出場機会が少ない1年生やプレイイングマネージャーの2年熊澤にも出場してもらうことでなんとかチームを組織するような状況でした。多くの選手が奮闘して前半終了時点で31−0となりましたが、チーム関係者のほとんどがあまりいいチーム状況ではない中で後半をむかえることに不安を抱えていました。

後半のスコアでいうと10−14となり、やはり疲れや経験値のなさ、勝利を目前にした選手の慢心など色々な課題点が浮き彫りになりました。しかし41−14で勝利することができたのは普段から厳しい練習にしっかりと向き合っていた普段はリザーブに入っている選手の頑張りに他なりません。チーム全員で掴み取った関東新人大会への進出はとても喜ばしいことです。日頃から支えてくださっている保護者の方やOB・OGのおかげです。ここでもう一度「勝って兜の緒を締めて」1月22日(土)に行われる決勝戦で王者日川高校に思いっきりぶつかっていきたいと思っています。なお、今大会はコロナウイルス感染症への対策で完全無観客の中で行われています。会場での応援ができない状況ですので、みなさんの日頃いらっしゃる場所から選手に声援を届けていただければ大きな力になると思います。何卒よろしくお願いいたします。

ラグビー部顧問 金田 真幸

関東新人大会出場権を獲得おめでとうございます!今週末は県予選の決勝戦が控えています。会場で応援が出来いのが残念ですが離れたところから応援しています。いわずと知れた横綱に土をつけてきてください。頑張れ明誠高校ラグビー部!!

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