2022_03_26

世の中はGW真っ只中ですが、明誠高校の部活動は県総体の真っ最中です。今日はサッカー部の県総体初戦に向けた部員や監督の思いをみなさんにお届けできればと思います。

昨日は学校で「球技大会」が行われました。各学年本当に白熱した素晴らしい一日になりました。その様子は本校の公式TwitterやInstagramでご覧いただければと思います。サッカー部は関東大会予選(県総体)初戦の前日ということで難しい調整が求められる一日でもありました。担任としてクラスのサッカー部員を見ている私からしてもとても調整の難しい一日をとても心配して見ていました。

ここからは試合前日のインタビューの様子をお伝えします。広報:明日、いよいよ東海大甲府戦ですがチームはどのような状態ですか?
佐々木くん:みんなの活気が際立ってきたいい状態だと思います。
広報:東海大甲府高校との戦績はいかがですか?
佐々木くん:公式戦では去年逆転勝ちして、それ以降はあまり対戦していないと思います。
広報:東海大甲府高校の印象はいかがですか?
佐々木くん:ボランチの選手が要かなと思います。
広報:明誠高校は東海大甲府と対戦する際にどのような準備をしますか?
佐々木くん:東海大甲府が相手だからとかいうことではなく、明誠高校の前からいくという形でシュートまでつなげていければはまると思っています。
広報:150人を超える部員を束ねるときにあなたが大切にしていることは?
佐々木くん:部員が多いからこそ一人一人とうまくコミュニケーションをとってうまくまとまるように心がけています。
広報:応援してくれている人にひと言お願いします。
佐々木くん:自分たちだけでは勝てないので、周りの人たちの応援があってこそ勝てるものだと思います。応援宜しくお願いします。

広報:抱負をお願いします。
後藤監督:選手たちは本当によく頑張っているので、生き生きとした姿を見られて、なおかつ選手たちが笑って終われればいいなと思います。
広報:170人ちょいで勝ちに行くことは難しいと思いますが、心がけていることはありますか?
後藤監督:出る選手もいれば出られない選手もいます。そうした中で出る選手は出られない選手のことを、出られない選手はいかに出る選手がやりやすいように支えてあげられるかということを大事にしています。

以上、佐々木くんと後藤監督のインタビューでした。ここからは試合当日の様子についてお伝えします。伝えてくれるのは、明誠高校サッカー部といえばお馴染みの手塚先生からのコメントです。

令和4年度 第74回県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選

見事に初戦を飾る!!

東海甲府を退け、ベスト8入り!
令和4年度 第74回県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選
日大明誠 前半 東海甲府
後半

手塚秀昭のホイッスル

tezuka

令和4年度県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選3日目は、4会場で7試合が行われベスト8が決定した(プリンスリーグ参戦の山梨学院高校は準々決勝から登場)。

今年はコロナ禍により、新チームの実力を占う新人大会が中止となった。さらに部活動や対外試合の実施に厳しい規制が敷かれたため、各高校はチーム作りに大いに苦慮し実戦経験が乏しい中での大会となった。

本校の初戦の対戦相手は東海大学付属甲府高等学校(以下、東海)であった。立ち上がりは定石通りお互いにロングボールを相手陣内に蹴り込む。本校は1トップの⑨昆に縦パスを通し徐々に主導権を握り始める。対する東海は持ち前の細かいパスワークや球際にも強さを見せ始めるが、本校ゴールに向かうスルーパスも少なく、両チーム共に決め手を欠き一進一退の攻防で前半を終わる。

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後半早々、本校は⑫後藤と⑲佐々木の2名を投入、FKからの速いリスタートなど攻守の切り換えが速くなる。中盤では佐々木が個人技を如何なく発揮し、パスが繋がり始めた13分、左サイドをドリブル突破した佐々木からのパスをオーバーラップの③星野がクロスを上げ、ニアーサイドで昆が体を張りスルー、逆サイドを駆け上がりゴール前に詰めていた②夏目が難なく決め待望の先取点を挙げる。給水後、東海は劣勢を打破すべく選手を交代、本校も4枚目の交代カードを切り積極的に追加点を奪いに行く姿勢を見せる。前半と違いロングボールを多用してきた東海の攻撃にも、CB④橋本⑤片平が冷静に対応。奪ったボールも丁寧に味方に預け東海に決定的な場面を作らせず、終了間際のCKも守り切りベスト8入りを果たした。

この試合、東海甲府の細かいパスワークに局面では翻弄されたが、各選手が粘り強い寄せで決定的な場面を作らせなかった事が勝因の一つでもあろう。特にリーグ戦(4試合)やトレーニングマッチでは、ファーストディフェンダー(ボールを奪われた瞬間にボール保持者に直接プレスをかける一人目の守備者)の素早い働きが顕著に見られ、又、リロード(ラグビー用語=倒れた選手がすぐに立ってもう一回プレーする態勢に入ること)も随所にあった。“僅差”の勝利は、チームにとって試合全般おける集中力の持続性をもたらし、準々決勝に向けて好発進となった試合であった。

先発メンバー(学年)⇒交代
GK ①永 田(3)
DF ②夏 目(2)
DF ③星 野(3)
DF・主将 ④橋 本(3)
DF ⑤片 平(2) 鎌 田
MF ⑥小 谷(2)
MF ⑦浅 田(3) 後 藤
MF ⑧渡 辺(2) 阿 部
FW ⑨昆  (3) 武 本
MF ⑩高 橋(3)
MF ⑪上 野(3) 佐々木
リザーブメンバー
DF ⑫後 藤(3)
DF ⑬鎌 田(2)
MF ⑭加 藤(3)
MF ⑮宇田川(3)
MF ⑯阿 部(2)
GK ⑰宮 崎(3)
MF ⑱武 本(3)
FW ⑲佐々木(3)
FW ⑳大 月(3)

 

筆者のプロフィール ≪日刊スポーツ山梨版(現在休刊)より抜粋≫
手塚秀昭(てづか・ひであき)
tezuka1950年、山梨県塩山市(現甲州市)生まれ。1972年、日本大学明誠高等学校に英語科教諭として赴任。75年、サッカー部監督に就任。全国選手権県大会準優勝(82、83年)、インターハイ県代表(83,84年、私学勢として初)、関東大会県代表(88年)、日大付属大会優勝など県下屈指の強豪に育て上げた。“心”を優先とした指導で、独自の戦術を駆使し、常に強豪校を脅かした智将。又、県東部地区の第3種(中学生年代)の普及のため、2001年に「リヴィエール」を創設し、05年、06年に関東クラブ選手権県大会優勝(同大会出場)、06年、高円宮杯県大会(U15)第3位に導くなど、第2種、3種の2つのカテゴリーでそれぞれ優勝(第3種はクラブ選手権)に導いた。それらの功績が称えられ、08年、県高体連より「指導者功労賞」、14年、県体育協会より「体育功労賞」がそれぞれ授与された。
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