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こんばんは。昨日行われたサッカー部のインターハイ予選の結果についてお伝えします。報告してくれるのは明誠高校元教諭の手塚先生です。

令和4年度 全国高等学校総合体育大会サッカー競技県予選

インハイ予選、順当に初戦を飾る!!

インハイ予選、順当に初戦を飾る!!
令和4年度 全国高等学校総合体育大会サッカー競技県予選 3回戦
日大明誠 前半 青洲高等学校
後半

手塚秀昭のホイッスル

tezuka

令和4年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)サッカー競技県予選兼原杯争奪サッカー大会は、6月4日(土)に開幕し、第4シードの本校は3回戦から登場し、11日(土)に青洲高等学校(以下、青洲)と対戦し、初戦を難なく突破し順当に準々決勝に進出した。

初戦となる本校、今大会1回戦から勝ち上がってきた青洲。青洲は開始からその‘試合経験’を生かして本校陣内に攻め込む。個々の技術力では相手を上回っている本校は、中盤で簡単にボールを失うシーンも。本校が主導権を握り始めた19分、青洲は中盤でボールを奪い、素早く前線にフィード、⑪がドリブルでシュートを決め先制点を挙げる。給水タイム直後の23分、本校はDFラインから右に展開、そのクロスを⑨山田がヘッドで決め同点に持ち込む。その後は互いに無得点で前半を終了。

後半開始から青洲は2名を交代、その後本校も2名を交代し膠着(こうちゃく)状態の打破を試みる。この時間帯から本校の攻撃に一段と拍車がかかり、ほぼ一方的に青洲陣内で攻め続ける。9分、PA僅かに外の位置からのFKを、⑦志村が青洲DF陣の形成する壁の外側を巻いた見事なシュートで勝ち越す。さらに攻撃は勢いを増し、22分、ゴール前中央付近、志村とのパス交換から途中交代の⑮橋本がダイレクトでスルーパスを山田に通し3点目。31分、PKを獲得し4点目、その後にも2点を加え6-1のスコアで完勝する。。

この試合、確かに前半は苦戦したが、後半は局面の球際でも優位に立ち、ボールを奪われてもすぐに回収、運動量も落ちることなく攻め続け、最終スコアは5点の大差がついた。一発勝負のトーナメント方式、特に初戦の試合の入り方は非常に難しい。直前に行われた試合では、第三シード校がノーシード校に敗れる波乱がありそれが如実に物語っている。この前半の“苦戦”は明日の試合には本校にとって“良薬”となるはずである。一方の対戦相手青洲は先制点を奪い一旦はリードするなど、DFラインも強固でバランス良く、各選手がひたむきにプレーを続け全てを出し尽くした「結果」は決して恥じることはないと思われる。さらにこの試合を含めて公式戦3試合を戦った経験は今後のチームに大きな「財産」となるだろう。

先発メンバー(学年)⇒交代
GK主 ①宮 崎(3)
DF ②中 屋(3) 苑 田
DF ③阿 部(2)
DF ④鎌 田(2)
DF ⑤大 島(3) 片 平
MF ⑥熊 尾(2) 橋 本
MF ⑦志 村(2)
MF ⑧宇田川(3)
FW ⑨山 田(2)
MF ⑩渡 辺(2) 八 木
MF ⑪上 野(2) 夏 目
リザーブメンバー
DF ⑫苑 田(3)
DF ⑬南 川(1)
MF ⑭片 平(3)
MF ⑮橋 本(3)
MF ⑯夏 目(2)
GK ⑰永 田(3)
MF ⑱佐々木(3)
MF ⑲八 木(3)
FW ⑳大 月(3)

 

筆者のプロフィール ≪日刊スポーツ山梨版(現在休刊)より抜粋≫
手塚秀昭(てづか・ひであき)
tezuka1950年、山梨県塩山市(現甲州市)生まれ。1972年、日本大学明誠高等学校に英語科教諭として赴任。75年、サッカー部監督に就任。全国選手権県大会準優勝(82、83年)、インターハイ県代表(83,84年、私学勢として初)、関東大会県代表(88年)、日大付属大会優勝など県下屈指の強豪に育て上げた。“心”を優先とした指導で、独自の戦術を駆使し、常に強豪校を脅かした智将。又、県東部地区の第3種(中学生年代)の普及のため、2001年に「リヴィエール」を創設し、05年、06年に関東クラブ選手権県大会優勝(同大会出場)、06年、高円宮杯県大会(U15)第3位に導くなど、第2種、3種の2つのカテゴリーでそれぞれ優勝(第3種はクラブ選手権)に導いた。それらの功績が称えられ、08年、県高体連より「指導者功労賞」、14年、県体育協会より「体育功労賞」がそれぞれ授与された。
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