Apr_13_2015

本日は、市ヶ谷にある日本大学会館において行われた日本大学付属高等学校等第39回文芸コンクールの表彰式の様子を紹介します。このコンクールは高校生の国語力向上の一環として文芸への関心を持たせ、文芸作品の創作意欲を高めるとともに、その指導を通じて的確な表現力を養うとともに、付属高等学校等相互の交流と親睦を図ることを目的としています。日本大学の多くの付属高校が参加しています。表彰式の様子について、生徒の引率をした山内先生と表彰式に参加した高木君に報告していただきましたので紹介します。

令和4年度、日本大学付属高等学校等 第39回文芸コンクールの表彰式が執り行われました。明誠高校からの受賞者は【俳句の部】1年6組山本凌万くん佳作、【詩の部】2年6組髙木亮汰くん入選 でした。俳句は付属校全体で約4万作品の中から、詩は約5千作品の中から選ばれています。すばらしいですね。今回の文芸コンクールはコロナ禍が明けきっていないこともあり特選・入選の生徒のみの参加となりました。他付属の受賞者から良い刺激を受ける場になったと思います。

令和5年度、読書感想文の課題図書は以下のとおりです。普段読まないジャンルの本から得られることは多くあります。文芸コンクールのためだけに読むのではなく、ぜひ夏休みを待たずに気軽に手にとってみてくださいね。
日本文学
『砂の女』阿部公房
『苦海浄土 わが水俣病』石牟礼道子
『大原御幸』林真理子
『聞く技術聞いてもらう技術』東畑開人
外国文学
『1984』ジョージ・オーウェル。


 昨年に続きこのような賞を受賞することができてとても嬉しく思います。正直2年連続受賞は無いと思っていたので、まさかでした。
今年の詩は昨年とは異なり、物語調の作品になりました。
 僕は詩を書く時にテーマとする物事の本質を書こうとすることが多く、それは短歌や俳句では表現出来ない物だと思っています。
 具体的に”本質を書く”というのは「ものをよく見つめた、その向こう側から湧いてくる”言葉の発見”」つまり「見えるものに言葉をとらわれず、見えないものを鮮やかに書く」ということです。
 しかしこういったことは言葉で語ることは容易ですが、やはり実際に書くとなると大変です。僕は夏休み中、冷房の効いた部屋でひたすら身近なものから「見えない要素」を見つけ出して物語を作ることをひたすらに繰り返していました。
 また、僕はイラストや音楽や部活など色々活動する中で、一つ貫いている考えがあります。それは1000個のアイデアを考えて2〜3個のアイデアしか使わないということです。とにかくアイデアを捨てながら作品を作ります。(イラストは違うかも、、、)
 やはり最初に思いつくアイデアは、誰だって想像出来てしまうので、その先を行くために、より複雑により面白いアイデアが出るまで考え続けます。忍耐とこだわりです。
 それが全て良いかどうかは分かりませんが、物事の本質を掴むためには、いい方法ではないかと思っています。
 長くなりましたが、この詩がより多くの人に読まれ、誰かの支えや希望や共感を生んでくれたら、とても嬉しいです。

2年6組 髙木亮汰

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