3年生は卒業式まであと4日となりました。1月と2月は週1回程の登校日があったり、希望者を対象にした特別講習などがありました。登校日には、将来必要になる知識などについて外部講師を招いて講座を行いました。内容は『スーツの着こなし講座』や『知っておきたい年金の話』など通常の授業ではなかなか聞くことのできない重要な話が盛りだくさんでした。スーツの着こなし講座は洋服の青山(八王子めじろ台店)方に来ていただきました。そして、代表の男子生徒2名、女子生徒2名の生徒にスーツを着てもらいアドバイスをいただきました。

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希望者を対象にした特別講習は『文学散歩』、『明誠ビブリオバトル』、『防災サバイバル講座』、『統計学のための基礎知識』、『韓国語講座』、『日本史事後学習』など他にもたくさんの講習が行われました。今回行われた講習のうち、日本史事後学習を行った梅田先生にコメントをいただいたので紹介します。

【日本史事後学習について】

3年生の日本史担当で日本史の特別講習を企画・開催しました。内容は日本史の授業で学んだ明治時代以降の第二次大戦終戦前までの大まかな流れを学び、都内にある歴史関係の史跡・資料館を見学に行くというものでした。

2月16日に見学に行くにあたっての予備知識として終戦までの出来事を午前中いっぱいかけて学びました。

そして2月19日に見学に行きました。最初に第二次大戦中の機銃掃射の後が残る大手町にある鎌倉橋を見たのをスタートに時代は違いますが将門塚、皇居(江戸城)周辺を散策し、北の丸公園近辺で歴史に名を残す人物の銅像(吉田茂、品川弥二郎、大山巌など)を見ました。

続いて千代田区の靖国神社境内にある遊就館で第二次大戦までの戦争に関わる資料や戦争に行った人びとの事績などを見学しました。さらに千鳥ヶ淵戦没者墓苑では第二次大戦中に海外で亡くなった方の遺骨収集事業が今も続いていることを学びました。

見学の最後は本郷にありますわだつみのこえ記念館を訪問し、学徒出陣等で命を落とした戦没学生の遺書などを読んで、戦争の悲惨さを目の当たりにしました。

特別講習に参加した生徒の一人は「血で書かれた文書があり、大変生々しく印象に残っている」と話していました。今回の特別講習で歴史から平和や戦争の悲惨さを学ぶ重要性が伝わったのではないかと考えています。

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