9日目の朝を迎えました。今日は二日ぶりに晴れ、清々しい気分で一日を迎えられました。本日も生徒はホストファミリーの送迎のもと、学校に集まりました。中にはファミリーの仕事の関係で急かされるように家を出ていつもより1時間前には登校していた生徒もいてだいぶ眠そうでした(笑)ホストファミリーの話を聞くと、様々な民族の方々がいて生活習慣や食文化にも違いがあり、夕食の内容も様々です。インド系の家庭ではベジタリアンで基本的には肉は出て来ませんが、豆やカレーなどヘルシーな内容が中心というところや、逆にパンが中心で米が全く出てこない家庭、麺が多めの家庭など様々です。ニュージーランドは海外からの移民とIslanderと言われる先住民族のマオリの人たちがお互いを尊重しながら成り立っている国です。同じような国にオーストラリアがありますが、先住民族のアボリジニに対しては排斥をして来た過去を考えるとニュージーランドは共生をとてもうまく行っていることを感じます。地名や駅の名前もマオリ語のものが多く、生活の中からも感じ取ることができます。生徒の中には多民族国家だということを客観的に見られる生徒も出て来ました。集合場所の教室では、いつの通りの光景です。眠そうにしている生徒もいますが、だいぶ生徒たちも生活リズムが出来てきて、New Zealandの日常の生活を送っているように見えます。

0620

今日は終日バディの授業に参加する一日です。まさに現地校の生徒の普段の学校生活を丸々体験することになります。これまでは半日ESOLの授業で日本人のみの授業が入っていましたが、今日はまさに英語漬けの日になります。ただ、生徒たちの成長度は目覚ましく、バディの生徒やその友達とコミュニケーションをしっかり取りながら生活をしており、バディとの授業を楽しみにしている生徒が増えてきました。以下は、生徒が印象に残った授業の内容です。

家庭科:フライドチキンバーガーを作りました。チキンに衣つけてフライヤーで揚げた本格的なもので、食べたらとても美味しかったです。

英語:英語で質問を先生から受けて、日本とニュージーランドの違いや週末何をしたいかを英語で答える授業でした。

数学:問題は簡単でした。分からない生徒に教えてあげました。猫に例えて教えようとしたら、答えに数字ではなく丸を書いていて驚きました。教え合いながら取り組むことができました。

中国語、フランス語、マオリ語:マオリ語の授業はお祈りから始まりました。中国語やフランス語は学んだ内容をプレゼンするためとても難しかったです。

体育:ダンスをやる予定だったのですが、パコ(名前を呼ばれるとしゃがむ、しゃがむ前に両側から撃たれて間に合わないと外れる)というマオリのゲームを行いました。その後ダンスの動画を見ました。

自習:ニュージーランドにも自習の時間があることに驚きました。自分のやりたいことを自由に出来る時間で、先生が質問を受け付ける時間でした。自分は日本の課題を行いました。

休み時間も印象残ったようです。Bleak1ではスパゲッティ(ミートソース)とみかんをもらって、特にスパゲッティは美味しくて2個食べたという生徒もいました。昼休みには、昨日に続いて、バスケットを2on2や3on3で行い、日本vsNZの対決が出来たようでとても楽しめたようです。クラス対抗バレー大会に参加していた生徒は優勝したようです。賞品はピザが出るそうで、いつもらえるのか楽しみにしていました。

そして、スクールバディとの授業は本日で最後になります。授業終了後、いつも通りレセプションの前でホストファミリーの迎えを待ちます。バディがレセプションまで送ってくれる時には、すっかり馴染んでいる光景が伺えました。中には最後となるバディ以外で友達になった生徒がレセプションまで来て、別れを惜しんで泣きながら抱き合っている生徒もいました。「優しくれて、また遊ぼうと言ってくれた。もっと早くから知り合いたかった」とその生徒は涙ながらに語ってくれました。こちらも思わず、もらい泣きしそうになってしまいました。バディとは14日目となる8月5日のfarewell party(お別れパーティー)が最後になります。名残惜しい最後になりそうです。

こちらでのホームステイもあと4日です。残りの日々をどう過ごすかは自分次第です。積極的にコミュニケーションをとって良い思い出をたくさん作って欲しいと思います。明日は一日校外でのアクティビティの日になります。ニュージーランドの自然を堪能して素晴らしい一日にして欲しいと思います。

0620

2年生 谷井さん:今日は一日バディと過ごしました。化学、英語、美術、世界史、保健をやりました。全部英語なので私からしたら全ての授業内容は英語でした。バディのJadeとも過ごしましたが、保健はRubyと一緒に受けました。今日改めて感じたのは英語がまともに話せない私にも分かるようにゆっくり話してくれたり簡単な言葉で話してくれたり一つ一つの行動に思いやりを感じました。その反面自分の英語力の低さを実感することができ翻訳機に頼らず自分の力で彼女たちが話している言葉を理解したいと心から思えたそんな日でした。まだニュージーランドには6日間居られるのにあと1日しか彼女たちに会えないことを心から寂しくて悲しいです。長いようで短い2週間が終わる日が段々と近づいてきました。毎日同じような生活を過ごすのか、と最初は思ってましたがそんな毎日が楽しくて終わって欲しくない。と今日はずっと考えてしまって涙が止まらないですこんな思いをするとは思ってなくて気持ちの整理ができません。楽しい思い出を共に過してくれた彼女たちの事を私は一生忘れないと思います。

twitter
facebook
instagram

ページ
TOP