毎年、日本大学付属高等学校からそれぞれ3名の生徒が参加する英国ケンブリッジ大学ペンブルックカレッジ・イースタープログラム。全国の日大付属高校生が英国に集い、3月18日から4月4日まで、ケンブリッジ大学の学寮に滞在して生活を共にし、学生プログラムアシスタント(PA)の援助を受けながら英語研修を行いました。日本大学付属24校から生徒たちが参加、明誠高校からは3年生の阿施美香さん、兒玉達明くん、2年生の永井沙呼さんが参加しました。貴重な体験をして日本に戻ってきた3名に、edu.log記者が鋭い質問で迫ります。恒例「イースタープログラム参加者インタビュー」、今日はその最終回です。


インタビューに答えてくれた3人

—それで…ボーリングの後、またChill Zoneやったんですね。

兒玉くん「この日は”日本フェスティバル”の準備でした」

永井さん「日本フェスティバルっていうのは、最終日の前日に日本の文化知ってもらいましょう、っていうやつで、折り紙とか日本についてのクイズやったり輪ゴム鉄砲みたいのやったり」
阿施さん「けん玉教えたり」
永井さん「学食に割バシがあったの。だから割バシがあれば鉄砲ができたの」
兒玉くん「うちの班は”だるまさんが転んだ”を全力でやってた、ずっと。で、水曜日(3月27日)は何やったっけ…覚えてないや」
永井さん「ダンスパーティ、その日の夜だ!水曜日の夜。」

—Chill Zone でダンスパーティですか…。へぇ〜。社交ダンスみたいなやつですか?

永井さん「社交ダンスみたいなのではなくって…」
阿施さん「イェ〜ッ!みたいな」
兒玉くん「自分、それ行ってないや…なんかもう、疲れてたんですよ。授業だけで。行かずに部屋に篭ってました」
阿施さん「踊って、疲れた(笑)。このダンスバーティーはまだ序の口。第2弾がありました」
兒玉くん「第2弾はやばかった…第2弾は最終日の前日、日曜日にやりました」
阿施さん「ジュニアパーラーがほとんどクラブみたいになってた(笑)。ホント今どき…リアーナとかガガとか流して…ドンドンに…耳おかしくなったよね…汗だく、みんな。サウナみたいだったよね」


ダンスパーティ(上)とスポーツ大会の様子

永井さん「これは最後の日のだけど、次の日の28日(木曜日)は…」
兒玉くん「28日のPAアクティビティはスポーツ大会でした」
阿施さん・永井さん「(ハモりながら)あ〜っ」
兒玉くん「最初はサッカーとバドミントンとバレーボールの3つに分かれてやってて、その後はバドミントンとバスケとあとなんだっけ…ベンチボール?」
永井さん「そうそう。ベンチボール!ポートポールみたいなやっで、乗るところがベンチになってる。最初は3人位なんだけど、シュートした人がどんどんベンチに乗ってかなくちゃいけないの。だんだんチームの人数が減っていって…大変になる(笑)」
兒玉くん「男子が何人かベンチボールに行こうとしたんだけど、女子ばっかりだったんでやめてた(笑)」
阿施さん「近くの大きな体育館みたいなところに行って、多分そこ借りてて、3面に分かれてやった」
永井さん「後は外でサッカーやってて…」
阿施さん「ホントにガチでやった。球技大会並に(笑)…やばかった」
永井さん「ここで携帯なくした人がいて大変だった…」
阿施さん「これが28日で、29日って何やったっけ」
永井さん「ニュースペーパー」
兒玉くん「ニュースペーパーって、ロンドンに行く前日じゃなかった?」
阿施さん「(携帯の写真見ながら)でも、私、次にニュースペーパーの写真あるよ」

—ケンブリッジの校内で携帯で写真撮ってたんですね(笑)

阿施さん「28がニュースペーパーじゃない?…違う」
兒玉くん「スポーツ大会のあと何したっけ?」
永井さん「(日記を見ながら)あ、ホントだ。ニュースペーパーは金曜日だ」
阿施さん「じゃ、木曜日は何したんだろ」
永井さん「日記には寝た時間しか書いてない(笑)」
阿施さん「(予定表の英語をリーディング!!) After dinner talk about Japan Festival in groups」
永井さん「自分たちで日本フェスティバルの内容をまた考えた?」
兒玉くん「あ、火曜日(26日)は、あれだ!ロンドンのメンバー決めて、木曜日に”日本フェスティバル”のことやったんだ」
阿施さん「何やるか、とか詳しい役割決めて。4月1日のために用意した」
兒玉くん「29日の Chill Zone は…」
永井さん「ニュースペーパーファッションショー」

—新聞紙を使ったファッションショーですね。毎年やっているようですが、いつも明誠の生徒は作る方の係でモデルになった生徒はいないんじゃないかと思うんですが…。

阿施さん「なった!」
兒玉くん「なっちゃいました(笑)」

—Tony 人気者だから(笑)

兒玉くん「この日からTonyって呼ばれるようになった(笑)」
永井さん「作る時間30分くらいだっけ」
兒玉くん「いや、1時間ちょっと」
永井さん「作る時間が決められてて、テープとはさみと新聞紙をわたされて、○○時になったら戻ってきなさい…って」
阿施さん「ちゃんとした舞台が作ってあって、PAもちゃんとドレスとタキシード着てるの…めっちゃ、おめかしして」
永井さん「女性のPAが審査員で」
阿施さん「10点、8点…とか紙だして」
永井さん「男子のPAは雑用係(笑)」
阿施さん「うちのグループが優勝しました! うちは、ドレス作ってた。ひたすら、作った。」

—どんなところを工夫して作ったんですか。

阿施さん「え〜、わかんない。ドレスっぽくしたとこかな」


ニューズペーパーファッションショーの様子

—紙で作ってつなげたりしたんですよね

阿施さん「くしゅくしゅってしたり、ふくらませるようにしたり。うちのグループはキャメロンの服をモチーフにして作った」
兒玉くん「あれはよかったね」
阿施さん「それでポイント取った(笑)」
兒玉くん「自分はサムライだったんだけど、サムライはダメでした…」
阿施さん「色ついてないし、難しい。なかなか」
永井さん「で、次の日(30日)ロンドンに行きました。日帰り」
阿施さん「ベンツのバスで行った(笑)。バス寝心地よかった(爆)」
永井さん「向こうのバスは足置くところがあるんだよね。すごい親切だと思った」
阿施さん「初めはバスで市内観光みたいなのをして、有名な場所は降りてHISのおばちゃんが日本語で観光案内してくれた(笑)。バッキンガムとかの前で。 (編集部注・「バッンガム」ではなく「ッキンガム」と発音したところに編集部はイギリス訛りを発見しました)」
永井さん「HISのおばさんが開設して、あと15分あげるから写真撮ってきな、って言って、写真撮って、ガーって戻ってきて…っていうのの繰り返し(笑)」
阿施さん「でもみんなバスで寝てたから…2時間くらい?…だから、寝起きでよくわかんなかった」
兒玉くん「それでいろんな有名な所に行って、午後はグループに分かれて」
阿施さん「自由時間!どこ行ってもいいの♡」

—午前中行ったのは…

兒玉くん「バッキンガムとウェストミンスター寺院とトラファルガー広場、国会議事堂、ピカデリーサーカス…」
永井さん「ビッグベン、すっごいきれいだった! ロンドン行った午前中がすごい晴れてる日で」
阿施さん「午後めっちゃ曇ってた…雪降ってた(笑)…降られた」
兒玉くん「ピカデリーサーカスの三越でおろされて、解散して班行動」
阿施さん「で、三越に集合。5時間くらいだっけ…ホント少なかった。初めてだしさぁ」
永井さん「私もビッグベンな行きたかったの。ロンドンの計画を立てる時にPAがいろいろ知ってるから聞きな、って言われて聞いたんだけど、言われた時間と全然違ってて、15分で着くって言われたのに、駅員さんに聞いたら30分ちょいあれば行くかなって言われて、全然話が違うじゃん、ってなって、ならもう違うとこ行くって…で、全然知らない”ウォータールー”ってとこに行って、降りて、バーガーキング行った(笑)。バーガーキング、チーズ入り頼んだのにチーズ入ってなかった」
兒玉くん「うちの班は完全に時間通り」
阿施さん「ピカデリーサーカスの像、それ見たけど通りすぎだ。とりあえず、イースターで人ごみだったから」
兒玉くん「どこ行っても人多かった」
阿施さん「あと、ハリーポッターのとこ行ったり…キングスクロス駅ね…」


ロンドン・ショートトリップの様子

—写真見ると前と随分変わってるね。昔は駅の中にあったんだけどね…

阿施さん「駅に入らないで、なんか別の建物みたいになってる。行列が出来てた(笑)」
永井さん「2〜30分並んだ!」
阿施さん「いるの、係員見たいな人が。3〜4人くらいいて、ちゃんとカメラで撮ってくれた。マフラーも貸してくれるの」
兒玉くん「うちらは、ナショナルギャラリーに行って、ゴッホの”ひまわり”を見てきて、後は地下鉄に乗ってロンドン塔とタワーブリッジに行って、帰ってきて、ショッピングして」
永井さん「ロンドンでいっぱいおみやげ買った」
阿施さん「私は、ロイヤルコペンハーゲンみたいなとこ行った」

—それってアイスクリーム屋さんだっけ

カメラマン「焼き物屋ですよ」
阿施さん「いや、全然違う!…あ、ロイヤルオペラハウスだった!ロイヤルオペラハウス行ったよ…”ロイヤル”は合ってた(笑)」

—合ってるって…汗

阿施さん「そこの駅がコペントガーデンっていう駅だったの!(笑) いっしょになっちゃったの!ロイヤルオペラハウスがあるのはコペントガーデン。惜しい(笑)」
兒玉くん「(突然インタビュアーに対して)録音して、誰の声かわかるんですか」

—3人しかいないから大体わかりますよ。阿施さんはちょっとボソボソっていう感じだし、”〜です”って言わないで”なんとか!”で終わりなの。

阿施さん「じゃ、”です”つけてみる…そう、で、ロンドンアイ予約してお金払ったのに、時間に間に合わなくて乗れなかったの。がっかり〜(編集部注・”です”つけてないじゃん!)」
阿施さん・永井さん「ちょっとトイレ行ってきます」(退場)

—行っトイレ。ちょっと”とおいレ”。

兒玉くん「日曜(31日)は何してたっけ…あ、日曜日は…問題の…パンティング(編集部注・ケンブリッジのケム川でいろいろなカレッジを眺めながら観光用の平底船を一本の長竿であやつること)ですよ。

—え、そこまでパンティングやらなかったんですか!? 取っておいたねぇ〜最後まで(笑)。自由時間とかに自分でやらなかったの?

兒玉くん「1時間とかかかっちゃうんでムリです。自由時間そんなにないんで」
(パンティングからの連想で福岡・柳川の川下りの話をしたりしているうちに2人が入場)
永井さん「ただいま。お腹すいた〜。えーと何の話してたんだっけ」
阿施さん「ロンドン…ロイヤルコペンハーゲン…じゃなくて”オペラハウス”!」
永井さん「そこで脱線した!」
阿施さん「そこはバレエをしてる人にとってはそこはすごいところらしくて、一緒に行った人がバレエやってて、そこに寄って、その前で写真撮って…中には入らなかった。時間押してて…で、その近くでおいしいおいしいカップケーキ食べた♡…ロンドンアイ乗れなくて、お買い物した!いろいろ買った!」
永井さん「ホント時間ないよね〜5時間って少ないっ!」
阿施さん「初めてだし、どこに何があるのか分からないまま行って…」
永井さん「そう。ごはん食べるのにも時間かかるしね」
阿施さん「フィッシュ&チップス食べたんだけど…夕方、4時くらいに…すんごい、こんな(編集部注・たくさん食べたというジェスチャー)。でもその後、まさかのディナーだったんだよね。コースディナー…食べきったけど(笑)」
永井さん「三越に集まって、ケンブリッジに戻ってきたんだけど、ケンブリッジのホテルでみんなで食べた」
阿施さん「ひとつの部屋で貸し切りみたいに…そこおいしかったよね。ペンブルックの近く」
永井さん「ロンドンにはジェイとセニアの2人のPAが行ってたんだけど、たまたま1つのテーブルが9人席で、私たちのグループが7人で2人ちょうどはいるから、来てきてって言って、イングリッシュオンリーのテーブルになった。すっごい楽しかった。ガールズトークしっ放し(笑)。英語で。1人の子がすっごいいっぱいしゃべれる子で、マシンガントーク。向こうの人もちょっと引いてたけど(笑)。同じ学校の子のことをひたすら説明してた。あと、PAで誰が好きなの、って」
兒玉くん「ついてけないです…」
阿施さん「うちはそんなのしてなかったよ。ガールズトークなんて」
永井さん「ジェイとセニアからすっごい聞かれたよ。そのこと」
兒玉くん「オレらも聞かれたよ」
永井さん「あの2人ってすごい仲いいんだよね…で、ホテルはペンブルックから歩いてすぐのホテルで、バスはもう行っちゃってるから、あとは歩いて帰るだけ、みたいな」
兒玉くん「部屋帰ったらみんな寝てた(笑)」
阿施さん「疲れ切った」


ケム川でのパンティングの様子

—で、次の日は?

兒玉くん「次の日は昼まで自由で」
永井さん「イースターデーだったの」
阿施さん「その日にダンスパーティーがあったんだ!」
兒玉くん「で、午後はパンティングして」
阿施さん「そうだパンティングだ!」
兒玉くん「とりあえず、うちの乗ってた船は1番変えるのが遅くなった(笑)。橋に棒(=竿のこと)を引っ掛けちゃって。」
阿施さん「そうだ。私見たよ」
永井さん「ガイド付きだった?」
兒玉くん「ガイド付きじゃない。セルフ・棒を引っ掛けちゃって、船の方が先行っちゃって、取りに帰って、棒を取って、その後もかなりハプニングがあって、大変だったんです。僕たち。」
永井さん「私たちの船は、PAの隊長のアンディが漕いでくれて、楽しかったぁ〜。パンティング中にアンディに電話かかってきて、あぁマイワイフとか言って、電話越しにみんなハローって言ったからあれ、超うるさかったと思う(笑)。その後、アンディーのなれそめ聞いた(爆)。すっごいいい人、アンディ。フランスでプロポーズしたんだって。ラブラブ。」
阿施さん「かっけー(笑)。うちはガイド付きだった。すぐ帰ってきたよ。ずっと景色みてた」
兒玉くん「自分たちはPAの人と一緒だったんですよ。PAはすっごいうまくて、自分たちがやると全然前に進まないんですよ」
永井さん「あれ、棒の下がヘラみたいになってるのかな、って思ったら、ただの棒なんですよね。びっくりした」
兒玉くん「落として押せ、落として押せ、って… “Down,Push”って言ってました」
阿施さん「難しい、やってないけど」
兒玉くん「周りの船に迷惑かけちゃったよね。くるくる回っちゃって。1時間かけて向こうに行って、1時間かけて戻ってきた(笑)」

—川岸にいろんなカレッジが見えて、眺めはいいよね

兒玉くん「眺めは見ている暇なかったです(汗)」
阿施さん「眺め、きれいだった。ガイドのおじいちゃんがずーっとしゃべってた。しゃべってるのおじいちゃんだけ(笑)。他の船のガイドはずーっと漕いでるだけなんだけど。このおじいちゃん、1番の物知りみたいな(笑)。しゃべってる内容は…半分分かって半分分かんなかった(笑)」
兒玉くん「夜はダンスパーティやりました。ジュニアパーラーで。先生がうるさい、っていうくらいフィーバーしてた(笑)」


ダンスパーティの様子

—“サンデーナイトフィーバー”だったんですね(笑)

阿施さん「そう、イギリスっぽい格好してこいって言われて」
永井さん「ドレスアップしろってノーティースボードに書かれてて、私、どんなダンスパーティかわからなかったから、とりあえず”キャスキッドソン”でワンピース買ってみたの。フリフリの。そしたら、全然違ってみんな仮装して来てて」
阿施さん「みんな何着よう、って街に捜しに行ったんだけど、イースターだからどこも閉まってて、結局みんな私服、みたいな」
永井さん「ハリーポッターのマネして制服着てここに傷つけてる人がいた」
兒玉くん「それやろうとしたんだけどやめた」
阿施さん「ドラゴンボールっぽかった。PAはね。ポケモンとか。日本らしい…」
永井さん「顔、真っ青にして段ボールで甲羅作ってゼニガメ。ジェイは海老」
阿施さん「お寿司やってた」
永井さん「海老背負ってて超かわいかった♡。真っ白なTシャツ着て、海老描いてあった」
阿施さん「あと、セーラームーンとか」
永井さん「あと、着物っぽいの着てた人いた」
阿施さん「これが1番盛り上がった。1番楽しかったもん…このダンスパーティ、10時過ぎまでやってた」
永井さん「ただ音に合わせて身体動かしてただけだけどね」
阿施さん「なんでだかよくわからないけど、カンナムスタイルが流行ってたよね」
兒玉くん「♪カンナムスターイル♪ オレそれまで知らなかったんだよねぇ」
阿施さん「まさかあそこでカンナムスタイル踊るとは思わなかった(笑)」

—インタビュー(1時に)始まって2時間55分です(すごっ!)。4時には終りましょう。

永井さん「まだ日本に帰ってないですよ(笑)」

—でも、月曜日(4月1日)の話してるんですよね。


日本フェスティバルの様子

兒玉くん「まだ日本フェスティバルの話してません」
阿施さん「それと、帰国で終わりだ(笑)。うちらが今度は企画して、PAとか先生とかを招待する。感謝の気持ちを込めて。今度は自分たちの国のことを知ってもらおうってことで、日本の遊び、たとえば折り紙作ったり、日本のお菓子を食べてもらったり」
永井さん「”キットカット”の抹茶味とか(笑)」
阿施さん「うちが手裏剣つくる係でたくさん作って”忍者〜”って言ってた(笑)」
兒玉くん「うちの班は”だるまさんが転んだ”をやって、説明して」
阿施さん「(写真を見せながら)切り紙とかやったり、日本のお金についてやったり…パソコンルームみたいなとこで画像を印刷して、紙に貼って…こんな感じで喜んでもらう。これがジャパンフェスティバル」
兒玉くん「グループごとにやることは違うんですよ。日本ルームでやったり、他の部屋で別々にやったり、結構いろんなところでやってる」

—そういうのをやって過ごしたのが月曜日の午前中ですね。

永井さん「”午後は普通の授業です」
阿施さん「最後の授業、みたいなね」

—で、その日の夜にドリンク・リセプション? 修了証をもらったりするセレモニーをやったんですね。

兒玉くん「フォーマルディナーがあって、その後にPAたちが企画してくれたものがあって」
永井さん「またダンスです…でも今度は社交ダンスみたいなやつです」
阿施さん「先生たちが演奏して、PAたちも」
永井さん「アリーがベース。アーチーがドラムやって、デイビッドがサックスで、マイケルがアコーディオン。先生たちが演奏してくれている中でみんなが踊る…みたいな」
阿施さん「先生たちと踊ったり、PAと踊ったり」
兒玉くん「その後に、PAたちが作ってくれたDVDを見て」
阿施さん「ビデオレター的なね」
永井さん「スライドショー。みんなで見た後に、表彰だったよね。ダンスしたときにアクロバティックだった”アクロバティック賞”とか、PAが主催で目立ってた子にあげてた。ケンブリッジのマグカップが賞品で、みんなの前でプレゼントされてた」
兒玉くん「スポーツ大会で目立ってた人とか」

—みんなは賞はもらわなかったの? トニー賞とか(笑)。

兒玉くん「もらってないです(笑)、ベストカップル賞がいちばん面白かった」
永井さん「あれ、何の日だったっけ」
兒玉くん「ニュースペーパーファッションショーの時」
永井さん「そうだ。チームごとに2人舞台にでていくんだけど、ひとり女装したの。ドレスで」
阿施さん「普通、女の子と男の子がひとりずつやるんだけど、そのグループだけ男子—男子で、ひとり女装して(笑)」
永井さん「受け狙いで(笑)。ひとりはジェントルマンっぽくして、もうひとりはドレスで…。男子同士なんだけど、”ベストカップル賞”。爆笑でした(笑)」
兒玉くん「その日の夜は完全に11時くらいまでそんなことやってた」
永井さん「で、最後に私、書きためてた手紙(PAに)渡した…ありがとうって。泣きまくったよ私」
阿施さん「泣いた。あたしも泣いたよ」


最後の夜の様子

—この日は終っても寝られなかったでしょ

永井さん「うん、友達の部屋に行って」
阿施さん「余韻に浸ってた。でも寝てた(笑)。なんかもう耐えられなくて。」
兒玉くん「その日はオールした。友達と一緒に他の部屋に行って、友達は途中で自分の部屋に戻って寝ちゃって、みんな朝の5時くらいになって寝ちゃって、ひとりになっちゃって、みんなに言われてたから6時くらいに起こしに行って、それで朝を迎えた、そんな感じです」

—帰りの日は帰るだけ?

永井さん「そう。朝7時くらいにスーツケース運べって言われて」
阿施さん「朝ご飯もバスで食べた」
永井さん「ホントに帰るだけだったね…飛行機乗って、昼の便で」
阿施さん「バイバイって」
永井さん「そこがあっけなくってさぁ。最後PAとお話したかったのに、先生が早くバスに乗れって言うの」
阿施さん「PAも荷物運んだりして忙しいからしゃべれなくて、最後。結局何もしゃべらずにね」
永井さん「とりあえずハグだけして」
兒玉くん「ジェイとハグして、ちょっとしゃべって帰ってきた」
阿施さん「泣いたな」
永井さん「泣いたね」
兒玉くん「(まとめながら)てな感じで帰ってきました」

—はい、これで全部おわったんですが、総括なんですが、ひとりずつ最後に。行って自分はどういうふうに変わったか。成長したところとか、考え方が変わったところとか、お願いします。

永井さん「誰から行く?」
阿施さん「この間阿施から行った」

—じゃ、今回も阿施さんからお願いします。

阿施さん「ちょっと待って、ちょっと考える。何か変わったかな…何も変わってない…いや、何か変わった。どこかしら変わったはず」

—阿施さんはケンブリッジに成長するために行くって行っていましたが、成長しましたか?。

阿施さん「はい、しました(笑)。メンタル強くなった。英語しかない場所だったから、何かしらしゃべらなくちゃいけなくて、何かしら英語がでるようになった。英語伝わらなくてすごい困ったことたくさんあったし、そういうのも乗り越えたから英語に自信はついたかな。」

—ひとりでイギリス行けって言われたら行く?

阿施さん「うん。行く。行くよ。大丈夫。それから、英語の勉強ちゃんとやらなくちゃ、ってホントに思った。行って困るのはしゃべれないことだから、もっとやらなくちゃな、って思った。」

—で、その後は勉強してますか?

阿施さん「(声を潜めて)え、特にやってないけど」

—まぁ、これから頑張ってください。

阿施さん「はい。また行きたいって思った」


インタビューの様子とお土産の披露♪

—はい、つぎサコさん。

永井さん「向こうの表示は全部英語だから、それ読まないといけないから、長文に強くなった気がする。あと、世界観が広がって、こういう人もいるんで、っていうのと同時に、自分もちょっと外に出していった方がいいんじゃないかなって。自分自身のことも新しいことが見つけられた。ホント世界観が広くなった。視野が広くなった」
阿施さん「うん、それ。細かいこと気にしなくなった」

—阿施さんは前から細かいこと気にしないように見えましたが…

阿施さん「もっと気にしなくなった(笑)」
永井さん「ケンブリッジに一緒に行った子たちって、2週間だったのにすっごい大切で、その人たちとならどこへでも行ける気がして、向こうでは何やってても恐くなかった。人と触れ合いながら生活してたから…そう、人に生かされてるって感じ。常に助けられてた。ホントに充実してたし、あの2週間はもう2度とないんだなって思うとすごい悲しいけど、辛い時にケンブリッジのこと思い出すとホント力になって。向こうで自分頑張れたから、こっちでも私、頑張れるんじゃないかな、っていう意欲にもつながった。行ったことがすごいプラスになった。全部がプラスだった」

—サコさんは行く前にどんな自分が出てくるか楽しみだって思ってたって言ってたけど、どんな自分が出てきましたか?

永井さん「具体的には出てこないけど、結果的に行ったことで世界観が変わって。自分は自分なんだけど、今までとは違ったタイプの人とも話せるようになったし、何に関しても嫌に思うことが減ったかな。人付き合いにしてもそうだし、どんなこともイヤだな、やめようかな、っていうのがなくなってきた。それが成長なのかな、って思います。英語は…たまたまみつけたネイティブのメルマガを取ってちょくちょく見てます。英会話のやつなんだけど、向こうに行った時のこと思い出して、これ使えるな、って思いながら。使うとこないけど(笑)。エバンズの授業で最近発言いっぱいしてるけど、ケンブリッジ行かなかったらそういうことはたぶんしなかっただろうって思う。みんなにお勧めです(笑)」

—では、最後に、兒玉くんまとめてください。

兒玉くん「行ってみて、他の付属との差で初めすごく自信なくしたんですけど、また英語1からがんばろうかな、と思っています。向こうに行って思ったのは自分ってちっちゃいんだな、ってこと。むかしだったら恥ずかしくて発言しなかったんですけど、向こうに行って発言する恐さはなくなった気がして、その点については自分が成長したかな、って思いましたね。自分は大きく成長したと思うけど、これからの自分の生活に役立つかはわかんない。でも、また新たな気持ちをもっていろんなことに取り組んでいきたいと思います。どんなに辛いことがあっても乗り越えていけそうな気がして、人との接し方もわかった気がして、英語だけの生活は大変だけど、授業が楽しかったり、友達と仲よくなったり、PAとも仲よくなったりして、人間的にも成長できた、っていう感覚はあります」

—みなさん長い時間どうもありがとうございました。そう言えば、みんな今日いろいろ持ってきてもらってますが、それ見せてもらっていいですか。

(お互い思い出話に盛り上がっていました…写真撮影をしたりして終了)

■■「平成24年度付属高校生のイースター・プログラム」(NUチャンネル公式・スライドショー)

さて、恒例のロングインタビュー。最終回でした。長い記事をお読みになっていただき、ありがとうございました。実は明日、ケンブリッジ大学サマープログラムの一行が成田に集合します。サマープログラムがスタートする前に、イースタープログラムを完結しておきたかったのです。長くなってすみません。

さて、明日からサマープログラムに参加する年生2人。現地の様子をこちらに適宜おくってもらうことになっています。またこちらでご紹介したいと思います。ありがとうございました。


女子に人気の制服特集♪


インターエデュ日大明誠高校特別サイト♪

オンライン版学校案内2014
日大明誠高校紹介ビデオ2014
教育旅行ガイド2010 (明誠高校の公式サイトが紹介されています)

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