手塚秀昭のわにわにしちょし[NZ特別版]
15日目っちゅーわけ
ホームステイ最終日。その日がついにやってきた。バディと授業を受けたり、ジョージ先生を悩ませたローズヒルカレッジの正門前まで、各ホームステイ先のホストファミリーに送ってもらい、最後の「登校」。朝は激しかった雨もこの時ばかりは止んで晴れ間さえも見えた。本当に最後のセレモニー、全員で記念撮影。別れの涙を浮かべ時間を惜しみながら最後のあいさつ。そして、ハグ。握手。言葉・人種。習慣などの違いがあっても「心」は世界共通。バスが見えなくなるまで手を振り続けているホストファミリーの人たち。「逢うは別れの始まり。」
バスは1号モーターウェイを一路南へ(赤道から遠ざかるため気温は低くなる)。約3時間で目的地ロトルアに到着。外周約40㎞のロトルア湖上でのランチクルーズ。広大な敷地のアグロドームで羊の毛刈りショー、牧羊犬の羊追いの実演、トラクターで牧場を一周しながらの動物とのふれ合い、などニュージーランドそのものを満喫した。牧場一周の時は雨が降り出して寒かったが、きれいな虹がすぐ近くに見え得した気分。
ロトルアは温泉の街、大分市と姉妹都市だそうである。大分市同様ロトルアも端々から湯気が立ち上り、硫黄のにおいが鼻をつく。そんな湖畔に立つスディマホテルが今夜の宿(ただし、ホテルには温泉は来ていない)。マオリの人の案内で部屋に導かれ、ポフィリ(歓迎の儀)の後、夕食としてハンギ(マオリ語で食事)をいただく。夕食後には古来から伝わるマオリ族の民族ショーを鑑賞。生徒もポイやハカの時に舞台に上がった。少なからずマオリ文化の勉強をしてきた本校の生徒たちにはよい復習となった。
スディマホテル近くの「ポリネシアンスパ」で用意してきた水着を着て温泉に浸かる生徒たち。日本の温泉を思い出しながら、15日目終了となった。
手 塚 秀 昭(引率)

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