平成26年度の野球部郡内大会準決勝と決勝の様子

2日遅れで甲子園の高校野球選手権大会が始まりました。連日熱戦が繰り広げられています。本校の野球部はすでに新チームに模様替えされて練習試合をこなし、今回最初の地区大会を迎えました。「郡内大会」と呼ばれる大会です。この大会はもともと山梨県の笹子トンネル以西の「郡内地方」と呼ばれる地域(天気予報では東部・富士五湖地方と呼ばれている地域です)の高校から甲子園出場校が出るよう鍛え合いましょう、という趣旨で50年以上も前に開始された伝統ある大会ですが、現在は春のセンバツ大会につながる秋季関東高校野球大会のシード校決定戦も兼ねています。圧倒的多数の高校を有する甲府市を中心とした「国中地方」は4,5校からなる地区大会で1校のシード校を決定していますが、郡内地方は9校(谷村工業・桂・都留興譲館は合同チーム)あるため2校のシード校が決定されます。

台風11号の影響もあり、昨日8月11日(水)に準決勝2試合と決勝1試合の3試合が行われました。開場は富士山の麓、富士北麓公園野球場です。関東地方は台風が去った後でとても暑くなる予報が出ていましたが、北麓球場では朝のうちはさわやかな風が吹く過ごしやすい気候でした。笠雲がかかった富士山も近くにきれいに見ることができました。そして、大会運営は本校が当番校となり、会場アナウンスを始めボールボーイ、スコアーボードなども野球部の生徒たちが担当しました。

さて、準決勝1試合目で都留高校と吉田高校が対戦して吉田高校が延長戦を制しました。続く2試合目が本校と富士河口湖高校の対戦。富士河口湖高校はここまで勝ち上がってきたチームだけあり、再三スコアリングポジションにランナーを進めましたが、先発した左腕内田くんが踏ん張り、守備もしっかり守って得点を許しませんでした。

その間に明誠高校が小刻みに得点を重ねて試合を有利に進め、8回には代打で登場した木村くんがレフトスタンドへ2ランホームラン。これで本校は6点となり、試合を決定づけました。しかし、河口湖高校は諦めずに最終回も攻め続け3連続ヒットで1点を返して意地を見せました。こういうところが次の試合につながってくるのだと思います。富士河口湖高校今後に注目です。

さて、30分程度の休憩の後、伝統校対決で都留高校に土壇場で勝った吉田高校との決勝です。午後はさすがに日差しも強くなり、富士山の麓でも暑さを感じるようになりました。

先発はアンダースローの内野くん。しかし四死球が多く制球が定まりません。常にランナーを背負う展開となり、初回から1点ずつ献上してしまいます。明誠高校は2回相手の投手の乱調から1死満塁として押出しで1点目。しかしその後2者凡退で1点止まり。4回裏には四球と内野エラーで無死1,2塁と絶好のチャンスを迎えます。ここでピッチャーの内野くんのところに代打田倉くん。いい場面でしたが田倉くん凡退で1死。その後、犯したくんがきっちり送って2死2,3塁とし、1番石川くんの長打でランナーが2人返って同点。石川くんは3塁を狙いますがタッチアウトでこの回終了となりました。

5回から登板した村松くんも最初の打者に四球を与えた後連続ヒットを打たれてまた1点引き離されました。6回からはエースナンバーをつける大薗(おおぞの)くんが登板し、落ち着いた投球をしますが、吉田高校にじわじわと攻めたてます。7回表には連続ヒットと四球で2死満塁、8回表にも二死2,3塁としてしまいましたが、ここも大薗くんなんとか抑えます。

明誠高校反撃したいところですが、なかなか良い所で1本がでません。3回裏を除けば9回まで毎回スコアリングポジションまでランナーを進めましたが、次の1本が出ないのです。吉田の投手も四死球が多く、決して良い出来ではありませんでしたが、打ち崩すことができなかったということになるのでしょう。9回表には大神田くんが抜けそうな当たりを飛び込んでキャッチして吉田の攻撃ー終わらせ、最終回の攻撃にはずみをつけて自ら打者として2塁を陥れたのですが、やはり後が続かずゲームセット。ちょっと悔いが残る試合となりました。

決勝戦の後、郡内大会ーの閉会式が行われ、優勝した吉田高校に優勝旗と賞状が、準優勝の本校には賞状が贈られました。また、郡内高野連会長である本校の前嶋俊夫校長から両チームにエールが送られ、大会は幕を閉じました。

準優勝にはなりましたが、秋季県大会のシード権は取りました。9月早々に大会は始まりますが、郡内大会を振り返って調整してぜひ良い状態で大会を迎えてほしいと思います。まだ新チームになって間もないわけですが、センバツへの道はすでに始まっています。まずは関東大会出場を目指してほしいと思います。みんなで応援しましょう。大会の組み合わせ抽選は今月末に行われます。

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