スキー部は本日、全国大会競技2日目。男子大回転競技が行われ、本校からは部長の3年大久保君が参加しました。天気予報では午後から雨という情報もあり、雨が降ればコースコンディションは最悪になる恐れがありましたが、なんとか天気は大丈夫で、天候面に問題はありませんでした。
しかし、レース自体は昨日の女子大回転競技より厳しいものになりました。昨日も書きましたように、花輪スキー場の大会コースは急斜面が連続するような難しいコースです。本日、レースのアナウンスをしている方は、「ハードなコースに厳しいポールセッティング。日本一難しいGSコース」とコース紹介をしていました。そのくらい大変なコースです。
1本目の良いスタート順、つまり実力のある選手も途中棄権をするようなレース展開でした。大久保君は168番スタート。だいぶ遅いスタートです。スタートが遅いとコースの雪が掘れて、コース状況はますます厳しくなります。
その厳しい状況の中、大久保君は1本目をなんとか滑りきりました。が、滑り終えた本人に話を聞くと、だいぶ疲れたようで、脚がかなりきついと話していました。
1本目が終え、2本目のスタートリストが発表されますと、171人エントリーしていた選手は、122人にまで減っていました。細かいターンなど技術が要求される回転競技では、途中棄権する選手が多く出て、2本目でかなり選手が減ることはありますが、大回転でこのように選手数が少なくなるのは、なかなかないことです。
さあ、そして2本目。2本目もかなり選手にとっては厳しいコースセッティングとなりました。コース上部の急斜面はもちろんですが、ゴール直前にポールが左右に振ってあり、折角あと少しでゴールというところで、スピードを出しすぎ、上手くポールの間を通過できずに、途中棄権するトップ選手が続出する事態になりました。
2本目、大久保君は106番スタート。1本目の順番よりだいぶ順位を上げてきました。ただし、コースが1本目同様に難しいので、滑りきれるかどうか、応援しているサポーターは不安もありました。が、急斜面をクリアし、最後のゴール手前の難所も通過して、見事にゴールしました。
終わってみると、75位と168番スタートから大幅に順位を上げました。尾畠さんに続き、大久保君も結果を出しました。これで明日への競技に勢いがつくと思います。
明日は女子回転競技。本校からは尾畠さん、山田さんの2名が出場します。そこで、明日への意気込みを山田さんに語ってもらいました。
山田さん「高校最後のインターハイで、SLのみの出場となる明日は私にとって全ての力を出す最後の上位大会です。インターハイを2日終え、部員達も良い緊張感を維持しており、私もメンタル的にはとても良い状態です。練習も長い間やってきたので、あとはその成果を明日ぶつけるだけです。ここまでやってこられたのも、皆さんの応援があったからです。その応援を糧に全力で滑りたいと思います。」
明日から行われる回転競技は大回転競技より距離は短くなりますが、その分、技術面で求められるものが多くあります。山田さんの意気込みにもあるように、練習は十分にしてきたと思いますので、あとはそれをしっかりと発揮し、納得のいく結果を出して欲しいです。頑張れ、日大明誠スキー部!

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