Feb_13_2015

現在、3年生は通常授業も終わり、決められた登校日に登校するかたちになっています。この時間を利用して、希望者に対して本校教員による特別講習が行われています。様々な科目で行われていますが、本日は先日10日に行われた地歴公民科の特別講習について、松嶋先生に報告していただきます。

地歴公民科校外特別講習①を終えて

2月10日火曜日に3年生を対象とした地歴・公民科の校外特別講習が実施されました。午前中は霞が関の裁判所合同庁舎、午後は国会・憲政記念館・最高裁判所を訪ねました。

午前中の裁判所の合同庁舎では、地方裁判所の刑事裁判を中心に傍聴しました。なかには、傍聴券配布事件を傍聴するために早めに集合して、傍聴券を手に入れた生徒もいました。以前の刑事裁判とは異なり、地裁の重罰事件では裁判員裁判が導入されており、生徒も関心を持ち傍聴していました。

午後最初に訪れた国会においては、当日衆議院・参議院の両院で本会議が開催されなかったので、衆議院の見学ツアーに切り替えました。国会会期中という事もあり、見学できる場所も制限がされており時間も短かったので、憲政記念館も見学することもできました。

最高裁判所では、事前の問い合わせにより15時より民事裁判の弁論が開催される予定がわかっていたので早めに傍聴に出かけました。合同庁舎とは異なり、厳重な警備体制がひかれ司法の最高府であることを実感しました。

傍聴した裁判においては、被告側が「認諾(原告側の請求をすべて認める事)」を最初に申し入れたので、わずか5分で終了してしまいました。最高裁判所は事前に電話で確認をしてから傍聴にいく必要があるので、もし傍聴希望の方は気を付けてください。

高校生活の中で政治経済・現代社会で学んだ内容を確認しながらの、校外学習になり有意義なものになったと思います。来年度からは、1年生・2年生対象のものも時期をみて、考えていきたいと思っています。

日本大学明誠高等学校 3学年地歴公民科 松嶋暢夫

校外特別講習に参加した生徒の感想も合わせてご紹介します。

「運良く世間的に高く注目されている重犯罪の裁判から軽犯罪の裁判まで幅広く傍聴することができ、2つの裁判のとっている方式や法廷内の雰囲気の違いがはっきりと感じられ、とても面白かったです。」

「準備段階では国会や裁判所は、小学校時代に見学した経験があるので、少し面白みに欠けるなと残念に思っていました。しかし改めて訪れてみると、当時と大学入学を控えた現在とでは考えや見識に違いがあるので同じ物を見ても、得る物は大きく違ったと実感しまし、充実した学習が出来たんじゃないかなと感じました。」

松嶋先生の報告や生徒の感想を見ると、高校で学んだことがしっかり復習できたと共に、実際に見たり、体験したことで得ることもあったようで、良い校外特別講習ができたようです。この地歴公民科の校外特別講習は20日にも予定されています。次回は主に歴史分野に関わる内容だそうです。そちらも報告いたしますので、よろしくお願いします。

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