全校生徒たちに満開の梅の花を見てもらえなくて残念です

3.11「東北地方太平洋沖地震」から1週間が経ちました。”Japan Quake Map“でこの1週間の地震の様子を見てみると、日本と日本近海では全部で482回の地震が起きているのがわかります。そのうちの大部分が東北地方の太平洋沖と北関東地方の太平洋沖です。余震がものすごく続いていることがわかります。被災地の人たちも毎日気が気ではないでしょう。心からお見舞い申し上げます。

さて、本日、明誠高校では臨時の教職員会議が開かれ、24日の2学期終業式の中止を決定しました。早速、担任から在校生へ緊急連絡網が流され、公式ウェブサイトにも詳細が掲載されました。

この1週間の間に明誠高校はいろいろな事を経験しました。そしていくつかのアナウンスがありました。ここで明誠高校から出されたアナウンスをまとめてみたいと思います。

【新入生関係】
3月12日(土)に予定されていた新入生招集日が15日(火)に延期され、その後中止に。
同時に行われる予定だった新入生保護者説明会も中止になりました。対応策として、招集日に配付予定だった入学に関する資料をすべて郵送にしました。招集日に提出予定だった書類は明日19日必着で郵送していただくことになっていますので、すでに郵送済みであるかと思います。招集日がなくなってしまったことにより、新入生の登校は入学式が初めてとなります。制服採寸・購入や指定スポーツ用品購入などで不便をおかけすることになってしまいました。

【在校生関係】
1.　3月12日より19日(土)までの部活動が活動中止となり、その後31日まで中止期間が延長。
その時の状況にもよりますが、4月1日からは部活動ができる見込みです。すぐに大きな大会や公式戦を控えている部もあり、練習ができないのが辛いところだと思います。

2.　春期講習その他の教科講習や指導が中止に。
15日(火)から18日(金)まで行われる予定でした特進コースの生徒および普通コース希望者の春期講習に関して、新入生招集日が15日に延期となった場合、15日の分をどうしようかと議論していたところ、講習全てが中止となりました。教材は新年度の授業で取り扱われたり、春休みの課題として出題されることになっています。

3.　2学期終業式が中止に
24日(木)に行われる予定でした平成22年度2学期終業式の実施の可否は22日に討議・発表の予定でしたが、3連休前にアナウンスした方がいいだろうと言う事で、本日18日に臨時教職員会議がもたれ、中止が決定しました。折しも幾つもの高校や大学の卒業式が中止になったという報道が増加していて、ついには日本大学も卒業式を中止することになり、本校も終業式の中止を決定しました。余震も未だに続いており、関東地方にも大きな地震がいつくるかもわからない状況であるだけでなく、地震による原発の災害が引き起こしている電力不足から、毎日計画停電が実施されており、鉄道会社も本数を減らすなど毎日交通に乱れが生じています。予期せぬ一斉停電の恐れも報道されました。停電時の登校や下校にはさまざまな障害が予想され、生徒の安全面を考えると中止もやむを得ない、という理由です。春休みの課題や23年度始めの行事予定、その他の連絡については、在校生へ連休明けに郵送することになっています。年度末最後に生徒たちの顔が見られないということで、担任一同とても寂しがっています。

生徒のいない学校が私たち教職員にとってどれほど寂しいことかおわかりになるかと思います。被災者のみなさんの気持ちを考え１日も早い現状回復を願うのはもちろんですが、学校もはやく平常に戻れるよう祈るような気持ちで私たちは毎日過ごしています。

新入生のみなさんや、在校生のみなさんには不自由な思いをさせてしまっておりますが、状況を鑑み、一層のご理解ご協力をお願いいたします。

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