本日、『第５２回入学式』が行われました。

職員室では、「桜が咲かなかった入学式は、４０年間勤めたなかではじめてのことかもしれません。」と長年勤めている先生方が話されていたように、ほのかにピンクに色づいたつぼみが新入生を迎えました。

３５１名の新入生は、まだ着慣れていない明誠高校の制服に身を包み、初々しさに溢れていました。不安と期待でいっぱいの表情で校門をくぐり、体育館入り口で配布された９クラスの名簿に載っている自分の名前を必死に探していました。

満開の桜で、新入生を迎えることは出来ませんでしたが、今にも咲き出しそうなつぼみは、式中の雲ひとつない春らしいぽかぽかとした陽気によって、下校時には花が少しずつ咲き始めていました。

１０時００分の開式にあたり、東日本大震災によって被災された多くの方々へ対して黙祷を行いました。校長式辞では、「学校は一人のために、一人は学校のために、先生、友だち、家族と共にチームを組んで仲間を大切にしてください。自分を大切できる人になってください。自分を思いやれる人は、相手を思いやれる人です。」と高校生活の始まりにあたって、新入生へ対して励ましの言葉が贈られました。また、日本大学総長告辞を代読された、日本大学文理学部長の加藤直人先生は、「ご入学おめでとうございます。勉強に部活に一生懸命、取り組んでください。心身ともに成長させていってください。」という暖かいメッセージが贈られました。

本校吹奏楽部による校歌の演奏に、初めて校歌を聴いた新入生は、晴れて明誠高校の一員になりました。入学式が終わると、生徒会の生徒による誘導で、それぞれのクラスへ移動し、初めてのホームルームを受けました。担任の自己紹介から始まり、クラス方針や明誠高校の方針など、期待と不安な気持ちがより一層増すような話を聞いた後、毎年恒例の明誠高校の校章入りの紅白饅頭を受け取り、下校となりました。

新入生のみなさん！ご入学おめでとうございます。緊張した一日が無事に終わりましたね。今日という日を迎えられたことを幸せに想い、一人ひとりの目標や夢に向かって、一日一日を大切に過ごしてください。そして、初心を忘れずに一生懸命がんばってください。

明日は、平成２３年度の始業式です。３学年が体育館に一同に集合します。とても華やかな１日になりそうです。

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