本日は、サッカー部の選手権大会県大会とラグビー部の「花園」予選の他、多くの部で新人戦が行われました。今日はその中でも大注目、選手権大会県大会の準々決勝に登場したサッカー部の試合について報告します。本日も元本校教諭でサッカー部顧問であった手塚先生に試合観戦記を寄せて頂きましたので、写真のあと、ご紹介します。

Oct_24_2015
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第94回全国高校サッカー選手権大会山梨県大会 準々決勝戦
日大明誠 0 0 前半 0 1 東海甲府
0 後半 1

手塚秀昭のホイッスル

準々決勝で無念の敗退!
この涙を後輩に

準々決勝戦第一試合山梨学院高校対韮崎高校の激戦.の余韻が冷めやらぬ中、ヴァンフォーレ甲府のトレーニング会場として、山梨中銀スタジアムと同じ天然芝が敷き詰められ最高のコンディショニングの韮崎中央公園芝生広場で第2試合が行われた。

本校は過去にインターハイや関東大会への出場はあるものの、この大会は何度か決勝まで駒を進めるが無念の涙を流し、“今年こそは”が部員一同の願いでもある。対戦相手は、数年前この大会を制し全国大会への出場実績もある東海大学付属甲府高等学校(以下東海)であった。

立ち上がりはお互いBKの裏へのロングキックを多用し、個人技にやや勝る東海が押し気味に試合を進めた。東海の右サイドバックが高い位置でボールをキープし始め主導権を握り、1トップの⑨へ効果的なパスが通りはじめた。前半半ばから本校ゴール前で決定的なチャンスを何度かつくられるが、浜野・井上を中心としたDF陣の体を張ったプレーで得点を許さなかった。それに対し、本校は相手の攻撃時の不用意なミスを逃さず田岡・倉内に素早くボール集め、28分東海ゴール前で田岡が振り向きざまのシュートを放つが惜しくもGKの正面をつきゴールはならなかった。続いて30分山口からのパスに抜け出した倉内もボールコントロールミスから得点出来ず0-0で前半を終了した。

後半開始直後から東海のペースで試合が続き、⑨への縦パスへ周りの反応が速くなり、本校選手のボールへの寄せにも屈せずその動きの逆へのパスなど多彩の攻めにチャンスをなかなか掴めなかったが、50分過ぎから田岡が再三突破し、BK鈴木やMF齋藤がロングシュートを放つなど一進一退の攻防が続いた。しかし、ルーズボールへの働きかけが徐々に遅れ始め、攻撃時に人数をかけ始められて25分CKから混戦になり、DF④に先制点を挙げられた。その後攻撃に転じたい本校は選手交代を含め総攻撃にシュートを放つが得点至らず無念の敗退となった。

敗れたとはいえ、試合後、本校応援席に向かい毅然とお礼の言葉を述べ、最後までチームを鼓舞し続けたキャップテン齋藤の態度は大いに称賛されるものである。また、高校最後となったこの大会に出場できず、ベンチや応援席から声をからし応援し続けた残りの3年生の各個人の頑張りや、又、そのまとまりの姿勢を下級生は大いに学ぶべきものである。本校は先発メンバーに4人の3年生が名を連ねる若いチームであり、2年生には将来性豊かな選手もいて次年度の各大会に期待を持てるが、大所帯のメンバーを束ねる強烈なキャプテンシーを持つ新キャップテンの出現が今後のチームの方向性を左右すると思われる。高校サッカーに限らずスポーツは“心”でするものであり、「勝負は細部に宿る」。

元日大明誠高等学校教諭 手塚 秀昭

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