イギリスでラグビーワールドカップイングランド大会が行われています。歴代最強日本チームの活躍や五郎丸選手人気もあり注目される大会となっています。今週末にはニュージーランドとオーストラリアによる決勝が行われます。2019年にはワールドカップが日本で開催されるとあってますますラグビー人気は高まりそうです。
さて、そんな中本校ラグビーも頑張っています。今月17日に開幕した第95回全国高等学校ラグビーフットボール大会山梨県予選ですが、先日のedulogでお伝えしたように本校ラグビー部は、合同チームを圧倒し初戦を突破することができました。次なる相手は県内屈指の強豪日川高校です。今回は御勅使南公園ラグビー場で行われた試合の様子と、3年生のインタビューをお届けします。
4年ぶりに単独チームでの参加となっております。昨年度まで合同であったことを考えると単独での参加は別の意味においても重要なことであると思います。当然その陰には指導者の熱意と選手同士の絆の強さあるでしょう。そのチームが今回強豪日川高校との試合に臨みました。
試合は序盤から日川高校が強豪らしい圧倒的な攻撃力をみせます。日々厳しい練習を行い、鍛え抜かれた本校の選手の間を、するすると抜けていってしまいます。また巧みにパスをつなぎサイドに展開するとあっさりとトライを奪います。そしてキックにも隙がありません。日川高校のキッカーは前半1度も外すことはありませんでした。選手からも「ここからだ」「笑顔で」「楽しんで」との声がでていました。あっという間に前半が終了。結局9トライと9本のキックを決められ0-63で前半を折り返します。
後半も日川高校の猛攻が続きます。それでも本校のプレーでもいくつか光るものがあり、後半のほうが応援に駆け付けた保護者からの拍手の機会が多かったように思います。なんとか一矢報いるために選手たちも力をふり絞ります。しかしやはり日川高校の壁は厚く、多くのトライを許し、またほとんどのキックを決められてしまいました。終わってみれば0-136と厳しいものでしたが、選手たちはやりきったという清々しい表情をしていたのが印象的でした。
それではここでラグビー部を引退することになった5名の3年生がインタビューに答えてくれたので紹介したいと思います。
浅見和友
僕にとってラグビーは高校生活の全てでした。ラグビーがあったから他のことも楽しむことができましたし、部長をしていたからこそ学校でもいろいろな役割を任せてもらうことができて、本当にいい経験になりました。そして周囲の人たちへの感謝の気持ちもあります。金田先生は僕にとって一番信頼のできる人です。最後まで自分たちのことは裏切らないと思えましたし、何でも話することができました。家族に近い存在といえるかもしれません。後輩たちの今後はすごく楽しみにしています。自分たちの学年はおとなしかったのですが、後輩たちは賑やかでエネルギーを感じます。マネージャーも含め金田先生を信じ、フォローワーシップを大事に頑張って欲しいです。
横山健太郎
僕はなかなか人とコミュニケーションをとることが苦手だったのですが、その点はかなり良くなったと自覚しています。(一同笑)身体が強くなったことももちろんですが、精神的に鍛えられたのだと思います。金田先生が怒るときはしっかりと怒ってくれたこともよかったと思います。これは今後も自信になります。後輩たちのはすごく期待しています。絶対に強いチームになると思います。癒しを与えてくれるマネージャーもいますし(この学年だけマネージャーがいなかった)。
森下悠希
1,2年生の時は身体が辛いことも多くって続けられるのかなっていうのはありました。それでも3年生になって単独チームになりやりたいプレーができるようになったことで一気に楽しくなりました。おかげで身体は強くなって、最近地元の友達に会ったときもちょっと優越感がありました。(笑)金田先生は何事においても熱い人で負けたくない!という思いも持っていましたね。後輩たちはまだまだ正直頼りないところもありますが、ポテンシャルは自分たちよりも高いと思うので、期待しています。
平井駿介
自分はずっと膝の怪我に悩ませれてきたという感じです。それでも最後も試合に出ることができたし、何より精神力は本当に強くなったと思います。怪我をし外から練習を見る機会も多くあったのですが、やはりマネジャーの存在は大きいと思います。厚くても寒くても弱音を吐かず支えてくれたので感謝しています。僕にとってここでの生活は人生に宝になりました。後輩たちもそうなってもらいたいですね。そのためにも身体は強くして欲しいと思います。
藤江直之
僕はとにかく1年生の時からこの部活を辞めたくてしかたありませんでした。けれど、2年生になり後輩が入ってきたことで部活がとても楽しくなりました。プレー以外では僕のこと舐めてるようなところもまりますが。(笑)そしてこの部活を続けてきたおかげで、日常生活から改善されたのも大きかったです。それは金田先生がプレーを越えて人間教育をしてくださったからだと思います。この人のいうことを聞いていれば間違いないと思わせてくれました。
インタビュー中、たくさんの熱い言葉がありました。5人ともこのラグビー部が本当に大好きなんだなと感じることができました。本校にとっても自慢でできる素晴らしい部活動であると思います。そのことがこの文章で伝わればいいのですが…。そんな3年生の想いを1,2年生は受けついで欲しいと思います。そしてぜひ来年は今年以上の結果を残してもらいましょう!頑張れ、日大明誠ラグビー部!

オンライン版学校案内2016 日大明誠高校紹介ビデオ2016 日大明誠高校エデュログ・バックナンバー |