今日の修学旅行B班最終日の様子

[長島特派員による最後のレポート]
6日目。修学旅行最終日、晴れ。朝から蒸し暑いケアンズの気候に身体が慣れてきた頃ではありますが、本日帰国です。

昨夜のうちにスーツケースにまとめた荷物を持って、生徒たちが次々に滞在していた部屋を後にしました。「立つ鳥跡を濁さず」を意識して、入った時よりも綺麗な状態をと呼びかけましたが、果たして実行できたのでしょうか?確かめる術はありませんが、数日後にケアンズから落し物や忘れ物の連絡が入らなければ、先ずは第一段階クリアといった所だと思います。
修学旅行の行程が進むに従って「最後の◯◯」と意識することが多くなっていました。最終日の今日、生徒たちに残された行程は、ケアンズ最後の朝食と、最後の買い物です。なんだか切ない雰囲気が漂います。

さて、B班5クラスは時間差で朝食会場へ。会場は昨日と同じプルマンホテル。昨日よりもたっぷり時間がとられ
朝食後はOKギフトショップにて30分間の買物。ケアンズ滞在の名残りを惜しむかの様に買い物をする他、友達やガイドさんと写真を撮る生徒等、それぞれ思い思いの時間を過ごしていた様です。

午前9時から9時30分にかけてケアンズ国際空港への移動が始まりました。空港に到着するとスーツケースの重量との戦いが始まります。20㎏以上のものには超過料金がかかってしまうため、生徒たちはスーツケースを20㎏以下にすることに、普段見たこともないような集中力と判断力をもって荷物をまとめていました。
チェックイン後は出国審査です。ここで思わぬハプニングが。門を通るタイプの持ち物検査よりも入念な検査対象に、ある生徒が選ばれてしまったのです。電話ボックスのような装置の中でバンザイの姿勢を取り、全身隈なく調べられていました。幸い、特に問題は見つからず、出国審査終了。対象となった生徒は訳がわからないまま皆と違う出国審査を終えた訳です。この検査の対象者として選出されるのは空港の混み具合にもよりますが、10人に1人くらいの割合だということです。意外と多いものなのですね。
ここから搭乗まで約1時間の自由時間があり、トイレやオーストラリアドルの両替、機内での飲み物の購入等を済ませました。どの生徒も慣れた様子で飲み物や食事を購入していました。当然のことながら、価格表示はオーストラリアドルですが、それを見てすぐに高い、安いを判断しています。1時間後、いよいよケアンズを出発する時刻となりました。ここで再びのハプニングが。麻薬探知検査犬の訓練への協力依頼を受けたのです。まだ幼さの残るラブラドールレトリーバーが現地の警備警察官に連れて来られ、明誠生の列に沿って、麻薬の臭いが無いか調査が始まりました。訓練の協力であって遊びではありません。写真を撮ることも、犬に触れることも厳禁です。そのため犬のかわいさに心奪われつつも、搭乗を待つB班の列には緊張感が漂いました。出国直前にとても貴重な体験ができたB班でした。

帰りの機内は離陸を待たずに眠りについている生徒が多く、機内はとても静かでした。あと2時間ほどで日本に到着という頃、西の窓の外にとても綺麗な夕日が見られました。日常では見られない雲の中に沈む夕日を見て、空の旅も最後まで満喫することができた6日間でした。ちなみに太陽の光=朝日!と思い込んでいる生徒がこの夕日を見て、「朝だと思った」と漏らしていました。朝日も、夕日も綺麗なものは綺麗ということですね。

飛行機は順調に航行し、成田到着後も目立ったトラブル無く、生徒は上野原、橋本、立川、八王子行きのバスに乗り込みました。各方面、22時までには目的地に到着し、解散となりました。帰りのバスの中では「家に帰りたいけど、ケアンズから帰りたくない」と、矛盾しつつも「わかるわかる」とうなづいてしまうことを話す生徒や、自分が選んだアクティビティがどれほど楽しかったかという「楽しい自慢」が繰り広げられていました。
これでB班修学旅行レポートを終了します。途中、誤植や写真の間違いなど、お見苦しい点もあったかと思います。申し訳ございませんでした。

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