こんばんは。今朝の上野原はみぞれが降っており、冬に逆戻りしような天気でした。3月とはいえど、まだ寒い日が続きますね。
さて、今日は3月11日。この日は東北地方太平洋沖地震があった日です。あれから5年の月日が経ちました。みなさんはあの日のことを覚えていますか?テレビではこのニュースが繰り返し報道されています。5年経った今でも、被災地ではまだまだ復興が進んでいない地域が多くあります。まだ心の傷が癒えていない方々も多くいらっしゃると思います。明誠高校では朝から本館前で弔旗を掲揚し、教職員朝礼で午後2時46分にはその時いる場所で黙祷を捧げましょうという申し合わせがありました。その時刻になると、教頭先生から放送で次のようなお話がありました。
「校舎内にいる教職員、生徒諸君に連絡します。5年前3月11日2時46分に起こりました東北地方太平洋沖地震による揺れや津波により、多くの方が被害にあいました。被災地で復興が進んでおりますが、仮設住宅などで避難している方々や、いまだに2561名の方々の安否さえ定かでない状況が続いております。この震災にて犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表し、黙祷を捧げたいと思います。」
第1運動場(人工芝グラウンド)で部活動をしていたラグビー部は野球部の生徒たちと、一列に並び黙祷を捧げました。体育館でもバレー部とバスケ部が練習を中断し黙祷を捧げました。
明誠高校でも、あの日は大変な一日になりました。地震後、JR中央線が止まってしまい、部活動などを行っていた生徒達は帰宅するのが困難な状況になりました。それでもなんとか、お互いに協力し無事に全員生徒達を帰宅させることができました。あれ以来、生徒全員が学校にとどまることになっても大丈夫なだけの毛布や水、非常食も用意されています。それ以外にも、明誠高校では、危機管理を意識した取り組みが行われています。
あの日は明誠高校でも大変な一日となりました。それ以上に被災地ではまだまだ大変な日が続いていることと思います。地震の影響による、原子力発電所の問題も解決されないまま残っています。5年前の悲惨な出来事を胸に刻んで、未来の教訓として生かしていくことが私達の「使命」ではないでしょうか。被災地で犠牲になられたみなさんのご冥福をお祈りしますとともに、現在も被災地その他でがんばっているみなさんに心からお見舞いの言葉を捧げたいと思います。

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