海外語学研修も10日目となりました。今日も元気に生徒は次々と登校してきます。今日は1日アクティビティの日となるため、生徒は私服での登校です。天気は少しずつ回復して来ましたが、海に行くため防寒対策をしっかりして来た生徒もいる反面、パーカーだけの生徒もいて少し心配でした。送ってくれるホストマザーの中には、今日は遠足だからおやつが必要ねと1人ずつ袋に入れたおやつを持たせに来てくれるマザーもいました。
出発までに少し時間があったので、男子は明日行うFarewell Partyのダンスの練習をしました。こちらに来てからの練習でしたが、各ホームステイ先で練習を行い、だいぶ上手くなっていて驚きました。学校の中庭でやっていたので、現地校の生徒は興味津々。可愛い振り付けのダンスをバディの生徒がからかってくるのをふざけるなと掛け合いをしているのが楽しそうです。たった数日間でバディと心が通わせられている姿には驚きです。
9時にバスで西オークランドにあるmuriwai beachへ向かいます。高速道路を進んで市道に入ると、ニュージーランドらしい羊が放牧されている広大な景色が広がって来ました。50分ほどでmuriwai beach到着しました。ただ雨がだいぶ降って来ました。小降りになったところを見計らってバスを降りると、目の前には大きな海岸が広がっています。そして絶壁には、カツオドリのコロニーがあります。昨年は近くから見ることの出来る高台が閉鎖をしていて見ることが出来ませんでしたが、今年は目の前でたくさんのカツオドリを見ることが出来ました。例年よりも多く飛来しているようで、まさにコロニーです。たくさんの鳥が岸壁の上で群れをなしていました。そして、本来であればその後に海岸を歩く予定でしたが、昨日のカムチャッカ半島での地震の影響でニュージーランドにも津波注意報が出ていたこともあり、残念ですが断念せざるを得ませんでした。そんな生徒を思い、コーディネーターのtomoさんが美味しいアイスをご馳走してくれました。隣にいちご畑があり、その取り立ての苺をアイスにして絞って作るフレッシュアイスです。生徒の中には今までたくさん食べて来たアイスの中でベスト3に入るくらい美味しいアイスだと話していました。一気に生徒はご機嫌になりました。
その後、移動をしてKiwi Valley Farm Parkに行きました。広い牧場で、ここには様々な動物達がいます。最初に係員の方から説明を受けてアクティビティに入ります。最初は全員でトラクターに引かれた客席に乗って牧場を巡りました。短い時間なのですが、のんびりとした牧歌的な風景に心を和まされました。次の餌やり体験では、生徒たちは大興奮でした。ヤギや羊、鶏等に餌をあげるだけなのですが、日頃あまり餌をもらっていないのか、生徒が餌をあげようとすると、ものすごい勢いで餌に飛びついていました。一番インパクトがあったのはアルパカ。あのギョロリとした目で必死に来られると、ただただ恐怖で生徒も怖がっていました。それでも餌をあげているうちに生徒も慣れて来て、餌やりを楽しんでいました。次に乗馬体験を行いました。怪我を避けるためにも走る馬に乗ることはないのですが、日本の馬とは異なる種類で、大きな馬は足も太くインパクト十分です。馬に乗った時の高さにみな驚いていました。中には乗った時に糞をされた生徒はその糞の片づけをするという貴重な体験をしていました。その後は、動物との触れ合いタイムで、ガイドの人が一人一人にウサギ、モルモット、ネズミを渡してくれて撫で撫でする時間は、生徒たちもフワフワのウサギの手触りに和んでいました。最後は巨大迷路で、大きな牛と洞窟を探すというミッションが与えられてゴールを目指すというものでした。意外と楽しそうに生徒たちは探していました。小さな動物園といった感覚でとても楽しめる内容でした。
楽しい時間はあっという間です。ホストファミリーが迎えに来る時間に戻らなくてはならないため、急いでバスに乗ってONHUNGA high schoolへ向かいました。到着後、ホストファミリーが続々と迎えに来てくれました。ウイークエンドも含めて残り4日の夜になります。ホストファミリーと充実した時を過ごして欲しいと思います。今日は1日アクティビティで帰りのバスでは多くの生徒が疲れて寝ていましたが、リラックスの出来た1日となったのではないでしょうか。明日はいよいよfarewell partyになります。バディの生徒へ感謝の思いを伝える時間にできると良いと思います。ここまで順調に来ていますので、体調を崩さず最後まで頑張って欲しいと思います。
