こんにちは。GWに突入したと同時に、この時期としてはかなり暑い日が続いていますね。この暑さの中で今日、本校では平成30年度県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選の初戦が行われました。本校は甲府東高校との対戦となりました。試合の様子について、本校の元教諭の手塚先生にコメントをいただいたので紹介させていただきます。
平成30年度 第70回県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選 2回戦 | ||||||
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日大明誠 | 2 | 0 | 前半 | 0 | 0 | 甲府東 |
2 | 後半 | 0 |
手塚秀昭のホイッスル
平成30年度 第70回県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選
初戦を難なく突破!!
甲府東を退ける
平成30年度県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選初日は、本校を含めた3会場で行われ2枚の切符(代表権)を目指し厳しい戦いが始まった。
本校の初戦の対戦相手は甲府東高等学校(以下、東)であった。県立の進学校でありながら、過去においては全国高校サッカー選手権出場の実績もあり、現チームは県1部リーグに所属の強敵でもある。
東は戦前の予想では、全体位置をやや引いた状態からカウンター攻撃を仕掛ける戦術で試合に入ると予想されたが、気迫を前面に押し出し立ち上がりから本校陣内に攻め入り、3分にCK、10分に左からのクロスからヘッディングシュート、11分にもシュートを打たれ、本校はやや押されぎみに試合は進んだ。相手に攻撃されながらも個人技において“1日の長がある”本校は、徐々にボールをキープする時間が長くなり、13分、相手GKとの1対1の好機を作り、14分にCK、17分に正面からのFKその後のCK、20分にセンターサークル付近からのFK等何度かチャンスを迎えるがラストパスやシュートの正確さに欠け得点はならなかった。なおも攻撃の手を緩めない本校はBKラインから中盤でボールを繋ぎ始め攻撃のリズムを掴み、33分、36分、37分と連続してチャンスを迎えたが、東GKを中心としたDFが体を張り0-0で前半を終えた
後半に入り、東は右サイド突破からゴール前に攻め入り、立て続けにCKを得たが得点には至らなかった。東のシンプルな本校BKの裏へのスルーパスにしっかり対応が出来てきて、また、中盤でのセカンドボールを拾い始めた。試合が動いたのは15分、中盤でパスを繋ぎ左サイド⑥加藤が相手の意表を突く絶妙なスルーパスから、⑨橋本が東DFを見事な切り返しでかわし右サイドネットに待望のゴールをきめた。その直後、東の攻撃に遭いゴール前の決定的なピンチを①二上の好セーブで防いだ。試合の主導権を完全に握り各選手が個人技をより発揮し始め、前線でのタメ(時間をかけてボールをキープし味方選手のサポートを待つ)が出来てきた。23分ゴール前混戦から⑨橋本が追加点を決め試合をさらに優位に進めた。東も選手を交代させ何とか不利な状況を打開しようとするがその交代選手が1年生といった選手層の薄さもあり、またプレーの中でファールも多く試合のリズムをなかなかつくれなかった。試合はそのまま進み2-0で本校は勝利を収めた。
本校は個人技で相手に完全に勝り、細かいパスワークも随所に見られDFラインの距離間も的確であったが、中盤での不用意なプレーからボールを奪われ何度かピンチを招いたことがあった。今後、実力が拮抗している、又はどれをとっても格上のチームとの戦いでは一瞬のミスが致命的になりかねない。リーグ方式の戦いと違い、このトーナメント方式の一発勝負は内容より“勝ちが全てに優先する”と言っても過言ではないと思われる。そういった点ではこの勝利は価値があるが、その余韻に浸るまもなく次戦が控えている。昨年の今大会代表決定戦の痛恨の惜敗の借りを返すべくなお一層の努力を期待する。
先発メンバー(学年)・⇒交代 | サブメンバー |
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GK ①二 上(2) | DF ⑫齋 藤(2) |
DF ②福 井(3) | DF ⑬石 井(2) |
DF ③西 野(2) | MF ⑭山 口(3) |
DF ④根 田(3) | MF ⑮仁井部(3) |
DF ⑤池 田(3) | MF ⑯渡 辺(3) |
MF ⑥加 藤(2) ⇒ ⑮仁井部 | GK ⑰佐 藤(3) |
MF ⑦佐々木(3) ⇒ ⑯渡 辺 | MF ⑱宇 野(2) |
MF ⑧藤 田(3) ⇒ ⑳久保田 | FW ⑲高 野(2) |
MF ⑨橋 本(3) | FW ⑳久保田(3) |
MF ⑩横 瀨(3) ⇒ ⑫齋 藤 | |
FW ⑪嶋 野(3) ⇒ ⑲高 野 |
