中学受験で入学された生徒たちは、この6年間で男女いずれも成長期を迎えます。

6年間同じ学校でこの多感な時期を過ごすことで一番大事なことは、「安心」して自分の成長段階に合わせて、学校生活を送ることだと思います。

本校は男子校です。男の子はこの時期とても恥ずかしがりやか、自我が芽生えてくる時期ですので、背伸びをしたり、場合によれば意地を張ったり、とてもその子の性格が見えにくい時期にあたると思います。

しかし男子校での彼らはちょっと違います。ご家庭ではやや扱いにくい存在、話がなかなか入らない存在になっているかもしれませんが、同世代の男の子たちですから、妙に格好をつける必要がありません。ほぼ彼らは自然体で素直に自分を出していると思います。

たくさんの芽吹きがあるこの時期、彼らのずっこけたところも含めてその成長ぶりが手にとるようによく見えます。

 

 

男の子はどの子もとても素直なところがありますからね。いいところを褒めるチャンスがたくさんあり、褒められれば自信をつけてまたがんばってくれます。

また男子ばかりなので生徒会長から体育祭実行委員・学園祭実行委員まですべて自分たちで長い6年間いろいろな体験をすることになります。おとなしいお子様も、プレゼンの機会多数です。

 

大学受験での保護者の皆さんの「真の安心」はなんでしょうか。6年後の進路大学があらかじめ決まっていること?その「安心」は、学習意欲につながる場合もあれば、逆の場合もあるかもしれません。6年間で彼らは成長し、乗り越えていくことでたくましくなっていきます。自らの目標をみつけ、それを実現するために学習があるはずです。身近に具体的な目標大学があってそれを参考にしてモチベーションを高め進路実現していくことが男の子にとっていいと私は思います。

今、社会は就職難です。人事の方に話を聞くと、最近では大学は「一般入試?推薦?付属?」という質問をどの会社もするそうです。粘り強く自己実現に向けて努力したかが問われる時代になっているということです。彼らの伸びは未知数です。受験のときの成績が必ずしも大学受験前の彼らの成績ではありません。逆転はいくらでも起きます。

 

 

男の子を伸ばすには、具体的な目標があり、そこへ向けての確かな取り組みと乗り越えがあり、進路を自分で何とか勝ち取ったということによる自信が大事だと思います。

本校では明治大学がそのとりあえずの具体的な目標校です。大学は、全員明治大学に、という要請はしておりません。伸びた生徒は行きたい国公立でも早慶でもどうぞという懐の深い言葉をもらっています。

長い6年間、男の子は心身ともに成長します。そして6年間は長いです。じっくり中学では本校「創発学」で大きな幹を育て、木の芯はなんといっても学力ですから、その学力を目標に向けて伸ばしています。

 

日本学園中学校高等学校では来年度入試から新しい中学受験制度がスタートします。

2・4科/適性検査いずれでも受験(受検)できます。

 

今週末7月14日のオープンキャンパスにどうぞお越し下さい。

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