2日目の宿泊は大正14年創業の萩の名旅館「常茂恵旅館 」です。
夕食は旅館の浴衣を着ていただきました。
旅館の女将様のご挨拶や、一品ずつ出てくるお料理の数々など、ホンモノのおもてなしを体験しました。
最初は緊張して、話し声も小さくなりましたが、美味しくいただきました。
また、宿泊研修では、毎晩、1日の振り返りを行っています。
吉田副校長先生の話と、それに引き続き、自分自身の1日の行動を振り返り、反省や気づき、明日への課題などを書いています。この振り返りの時間は宿泊研修の間でも自分自身と向き合う大事な時間となっています。
ところで、新渡戸文化中学校では修学旅行とは呼びません。宿泊研修「志とルーツの旅」と題し、この宿泊研修の中に新渡戸文化の人格教育である“7つの学習”がすべて盛り込まれています。
交通機関での移動は“躾学習”。自律を求められる一人旅感覚。夜の人間学と振り返りと翌日の実行は“自己発見学習”。美保関では外国人との交流、ローカルな町体験で“地球市民学習”。出雲大社、美保神社松江の和菓子作りは“日本文化学習”、教師や添乗員に頼らない自分達で協力、集団で律することは“組織学習”。歴史資料館やガイドの方の話に耳を傾けメモを取り知識を吸収する“人生設計学習”。感性を刺激するオンリーワン体験、神秘不思議体験の“イベント学習”というようにです。
これらの学習が事後指導で磨かれることで、新渡戸文化の生徒は大きく成長していきます。